こんにちは、葛貫です。
中澤さん wrote:
> 人口と食糧と環境というのはトリレンマだという話があります。
> それぞれ独立には動かせないということなのですが,かなり当たっている
> と思います。食糧さえ増産すれば……という発想は,人口学を知らない
> 人のものですね。もちろん環境も無視しています。本来,関連のある要素は
> すべて勘案して政策を立てていくべきだと思うのですが。
そういう意味で、2000年3月に開かれ、中澤さんもパネラーを
なさった「遺伝子組換え作物をめぐる諸問題と社会・政治・経済」
というシンポジウム、面白かったです。
# 昨年、テープ起こしをさせて戴きました(^^)。
普段、出会うことが少ない異分野の人達が一堂に会し、それぞれの
見解を披露し、公開討論してくれる機会が増えてゆくと、いいなと
思います。
MSNジャーナル http://journal.msn.co.jp/home.htm に今日掲載
された伏木亨さんの「ニッポン食事情咄 第24回:トウモロコシの
援助が拒否された」というコラムを読んで、
http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=206470
「遺伝子汚染恐れ、組み換え食糧の援助拒否 ザンビア」
http://www.asahi.com/international/update/0903/010.html
という記事があったことを思い出しました。
一時受け入れに難色を示したジンバブエ、モザンビークは、WFP
が「砕けば栽培に使われることはない」と説得し、やっと受け入れ
ることに決まったそうですが、ザンビアは受け入れを拒否している。
受け入れを拒否を決定した人達は、飢えていないのではないか、
本当に飢えている人達は意思表示をする手段を持っているのか、
等々、ザンビアの決定に関して様々な疑問が浮かんできます。
それにしても、凄まじい決定ですね。
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