[BlueSky: 4496] Re:4495 既存事業への愛着についての喩え話


[From] Kimio OTSUKA [Date] Tue, 30 Jul 2002 09:44:04 +0900

大塚です

at Tue, 30 Jul 2002 08:41:19 +0900in "[BlueSky: 4495] Re:4494 既存事業へ
の愛着についての喩え話", Kikuhiko.Mizusaki wrote,
> 水崎@岐阜です。
> 土木事業を生業としている技術者として、ひと言です。

 (中略)

> 役所が専門業者に対し、分離発注をすれば、
> 極端な話し工事金額は、7割程度には圧縮できます。
> 計画段階で、専門業者の意見を聞いて頂ければ、
> もっと他の解決方法を示す事も出来るはずです。

 水崎さん、現場に携わっている人でないとなかなか見えてこない情報、ご意見
ありがとうございます。

 考えがまとまらないので、感想になってしまいますが。
 公共事業には必要なものがたくさんあるので、無駄な事業を辞めるだけでなく
効率的に進めることが大切だと思います。本来必要なものが、無駄に終わったり、
余計なコストがかかるシステムがここにもあるのだ、と知ることができました。

 「ここにも」と書いたのは身近でもあるからです。小渕内閣のころに研究所の
ほぼ全ての部屋に換気扇がつきました。当時の「借金王」の借金はこうしたこと
に使われたのです。しかも、取り付けに来た業者さんいわく、「この部屋にはこ
の換気扇では小さすぎるんですけどね。」つまり、ほぼ全ての部屋に小さすぎる
換気扇がついたわけです。換気の際には窓を開けてます。
 つらつらとグチを書きそうになりましたが、やめます。

 よく「日本はボトムアップ型の社会だったが、これからはトップダウンで効率
的に」というようなことが聞かれますが、今の日本の問題は、ボトムアップが機
能していない点が大きいのかもしれません。トップのちょっと下でいつの間にか
決まっていて、誰も責任を取らない集団無責任体制。だから、政治家の口利きも
やりやすい。
 これをトップダウンにすれば改善されるかというと、私は期待薄だと思います。
 
 議論を拡散させる感想になってしまい申しわけありません。

大塚公雄
東京医科歯科大学


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