[BlueSky: 4493] Re:4492 既存事業への愛着についての喩え話


[From] Kimio OTSUKA [Date] Mon, 29 Jul 2002 14:25:37 +0900

大塚です

先ほど届いた JMM [Japan Mail Media] (http://jmm.cogen.co.jp/)で山崎元さ
んの文中に「コンコルドのあやまち」を犯さない思考法に沿った意見があったの
で紹介します。

at 29 Jul 2002 05:08:43 -0000in "[JMM 07/00/02 No.160]", 山崎元 wrote,
>  なお、長野県がこれまで作りかけのダムの建設を中止した場合に、これまで国が出
> した費用を返還するべきだという議論がありますが、これは誤った議論です。これま
> でに使った費用は文字通り埋没コストであり、今後の意思決定がこれに影響を受ける
> べき性質のものではありません。これに支出することに対しては、国も責任を持って
> 意思決定したわけであり、途中で止めるなら今までの費用を返せという意地悪な要求
> には合理性がありません。従って、長野県が「脱ダム」する場合には、これまで国が
> 支出したダム建設費用に関しては「ごめん!」の一言で十分だということです。その
> 場合、国民一般としては、これまでに掛けた費用は残念だったが、無駄遣いが途中で
> 止まって良かったと判断するべきです。

 さて、小泉さんとその内閣はどういう立場なのでしょう?

 私は、かつて内閣支持率が80%を超えていた頃、
「ああいう世襲の族議員に抜本的な改革を期待するのは、水戸の御老公に倒幕を
期待するようなものだ」
と、けなしていました。が、小泉さんは旧大蔵族・厚生族であっても建設族では
ないので、『「ごめん!」の一言で十分』に与して欲しいとは思っています。

 
 BlueSky 検索ページ
 http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/bluesky2.html でしらべたら、[BlueSky
: 3262]で小泉さんのことをけなしていました。中澤さん、便利なシステムをあ
りがとうございます。
 今でも小泉観は本質的に変わっていません。ただ、

 「とまれ、私たちはやたらと悲観も楽観もせず、冷静に物事を分析しな
がら日々自分のできることをこなすことが大切だとあらためて思います。」

と書いてから1年あまりの自分をふりかえると、ちょっと恥ずかしいです。

大塚公雄
東京医科歯科大学


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