こんにちは、葛貫です。
一ノ瀬さんwrote:
> 元に戻っては元も子もありませんが、一方で、生活を忘れてしまってもだめです。
6月3日の朝日新聞の朝刊の「くらし」のページに、
「2030年環境と暮らしは?「循環型社会白書」から描くと・・・」
という記事があり、サイトの方にもアップされていました。
http://www.asahi.com/life/recycle/020603a.html
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環境省がこのほど発表した02年度版「循環型社会白書」は、
未来社会の姿を3通り示し、国民の意見を求めているのが話題です。
高度成長期から続いてきた「大量生産・大量消費・大量廃棄」と
決別し、もっと環境に配慮した住み心地のいい社会にするには
どうするか。三つのシナリオが描く「2030年のくらし」を
のぞいてみました。
・・・中略・・・
シナリオA 技術開発を進め、大量生産・大量リサイクルの高度工業化社会
シナリオB 徹底的に無駄をなくし生産も消費も地元中心のシンプルライフ
シナリオC IT・環境産業などを中心に経済成長を目指す
・・・中略・・・
識者はこう見る
京都大経済研究所長・佐和隆光さん/誰も傷つかないのはA
全国消費者団体連絡会事務局長・神田敏子さん/どれも一長一短
荏原製作所取締役総合事業副統括・小島良三さん/Cに注目
・・・中略・・・
「生活水準落とさずに」25% 内閣府調査
01年の内閣府の世論調査によれば、9割の人がごみ問題に
関心を寄せているが、解決法については「生活水準を落とさず、
大量生産、大量消費は維持し、廃棄物の再利用やリサイクルを
積極的に進める」とする人が25%と最も多く、特に20〜
29歳の男性では36%を占めた。このグループで「生活水準
が落ちても循環型社会へ」と考えるのは14%。生活スタイル
を変える難しさを示している。
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「平成13年版 循環型社会白書の概要」はこちら。
http://www.env.go.jp/recycle/circul/hakusyo.pdf
上手に移行できれば、傷つく人が少ないのはシナリオAですが、
物の循環に関しては改善されても、費やされるエネルギーは、
減るとは言えず、最終的には熱エネルギーとなる方向へしか
流れないのですから、温暖化対策としては望ましくないように
思われます。
それにしても、「生活水準」という言葉、曲者ですよね。
何が「生活水準」の指標として用いられているんだろう??
> そう言う方々にとっては、ホームレスの増加なんか、地球環境保全のためには
> 小さな犠牲でしかないのでしょう。
「京都議定書達成の森林整備に1兆円必要…林野庁試算」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020605-00000415-yom-soci
という記事を見かけました。
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・・・前略
林野庁では、<1>樹木がまばらな山を対象にした植栽
<2>密生し過ぎて成長力を失った人工林での間伐の実施
<3>樹齢構成を多様にする複層林化<4>林道整備の推進――
などで吸収量の不足分は埋まるとみている。
しかし、近年の平均的な国の林野事業予算(年間約2815億円)
規模に比べて4割程度の上積みが避けられないとしている。
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このようなところに税金を投入して、雇用を創出することは
できないのでしょうか。
> なお、実名による責任ある発言、がblueskyの原則であったはずです。
> hotメールからの発言も論外です。
以前にも書きましたが、このMLの過去の投稿はgoogle等の検索で、
1件、1件、個別にヒットし、MLの参加者以外も読めます。
返信の引用時に消し忘れられ、アドレスが公開されることもある
わり、「文脈対応型」ではなく「キーワード即応型」の本人の
意図からひどく外れた反応が、「あなた一体誰?」と見当もつか
ないところから返ってきて、戸惑うことが無きにしも非ずです。
自己防衛のために、簡単に変更できるメールアドレスを使いたく
なる気持ち、わからなくもないです(^^;。
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