[BlueSky: 4359] Re:4353 「環境問題」と「時間と空間」と「人間」と・・・・・


[From] "gengorou" [Date] Thu, 6 Jun 2002 01:14:17 +0900


田中さん、ゲンゴロウです。

> 【ゲンゴロウさん】:
> > 「解決できることもありそう」は、この餓鬼が多くい
> > るこの世の中では、あまり期待できそうもないように
> > 私には思えます。
>
> そうでしょうか?
> 餓鬼をはっきりイメージしすぎていませんか?
> 「良くしたい」と思ったら、「良くなった」ことを想像する
> 方が有効です。「良くならない」ことを想像していると
> 良くならない状態が続きます。
> もっといいことをイメージしましょう☆
> きっといい方に転がり始めると思います。

率直な意見に感謝します。私も見習い、率直に
言わせてもらいます。

人間というのは、見る方向に進むようなので、
おっしゃることごもっともだと思います。
私も、このイメージ次第というお話、私もそう
思っています。たとえば、警察の刑事さんなど、
風俗だとか麻薬だとかの取締、検挙を仕事として
いますが、相手の状態をイメージして対策を練っ
ているうちに、知らぬ間にその世界にドップリと
つかってしまうことなどもあるのではないでしょ
うか。

田中さんのお考えは崇高だと思います。しかし、
それだけに、それのみに期待し、ある意味、陶酔
的な念になる可能性も秘めているような気がしま
す。
そして、過ぎたるは及ばざるがごとしではないで
すが、他の方法を蹴散らしてしまうような感じを
与えてしまうのではないでしょうか。田中さんに、
それはないと思いますが・・・。

もっと言ってしまうと、ある一つの回答を見つけ
ると他の回答はない!という結論をもつのに、似
ている気がします。

即席で具体的な方策も必要ではないかと思います。
対策には、短期、中期、長期がありますが、田中
さんのおっしゃるような「愛」「感謝」は、私も
重要な要素だと、常々思っていますが、それは、
長期的な対策に入るのではないでしょうか。

> > しかしながら、田中さんがおっしゃるように、「感謝
> > の心の効果」を誰もが知らなければ、どんな策も効力
> > はない様です。しかし、、、
> > 次々と生まれてくる、この地球の子どもに、そして、
> > 大人に、この「感謝の心」を体験的な実感として教え
> > るのは、容易なことではないような気がしてます。
>
> これも、そうでしょうか?
> 日常生活の中で、小さな感謝はたくさん見つけられます。
> ・晴れたから洗濯物が気持ちよく乾いた。
> ・雨が降ったから植木に水やりしなくてすんだ。
> ・犬が吠えてセールスマンを追っ払ってくれた。
> ・今日一日楽しく過ごすことができた。
>  (主婦バージョンでした)
> 気の持ちようで、いくらでも些細なことに対して感謝
> できるようになります。そのことに気付かせてあげて、
> 習慣づければいいだけだと思います。
> 「ありがとう」を口に出して言うことから
> 始めればいいのだと思います。

大変に素晴らしい内容だと思います。ただ、忘れては
ならないのは、出来る人には簡単でも、出来ない人に
は、とても難しいことであるということだと思います。
良い人間ばかりではないと、私は思います。「感謝」
の気持ちや、「愛」を逆に利用する人間は相対的に登
場してくる事実を見逃さないようにしないと、、と私
は思います。
ただし、啓蒙という言葉があるように、田中さんのお
考えは、ぜひとも声を大にして発言すべきだと思いま
す。なぜなら、言い続けないと、人間というのはすぐ
に、良いことでも、それを忘れてしまうから・・・。

> > この世界は弱肉強食の世界で、少し油断をすると、身
> > ぐるみはがされてしまいます。そんな話が中国にあり、
> > それを芥川龍之介が「羅生門」に描いていましたね。
> > つまり、餓鬼は餓鬼の世界に伝染するようにはびこる。
> > 幸運にも生きている間に、餓鬼ではいけないと、それ
> > を知っても、その時は、死の直前だったりするのでは
> > ないでしょうか。。
>
> 弱肉強食の構図が、これまでとは変わってくるのでは
> ないか、という気がしています。
> これまでとは違う者が弱者になり強者になるような。。。
> 根拠はありませんが、なんとなく。。。

ちょっと生物の種に関係するかもしれませんが、どうも
個体は「弱肉強食」でも、種は「弱存強滅」であるので
はと私は思っています。現存する生物に、凶暴な生物が
存在していないというのが、「弱存強滅」を証明してい
ると、私は思います。
しかしながら、弱とはなんであるのか?と考えると、こ
れがまたキビシイ答えが返ってきます。ごまかし、隠蔽、
静観、姑息、逃避でしょうか。。。
人間も、凶暴な人間は淘汰されていると私は思っていま
すが、知能犯的な人間は増していると、思います。
(また、言い過ぎか・・・)

> > 今、私のパソコンの横には、そのルールについての
> > メモ書きがあります。いつか投稿しますが、ルール
> > とは、サッカーのルールの様に、楽しむためにある
> > と私は思っています。しかし、田中さんがおっしゃ
> > るように、あくまでも人間が楽しむため。。。
> > ですが、もし人間が、この自然環境がなければ楽し
> > めないと、自然に感謝して、自然環境もルールに含
> > める思考があれば、そのルールもまんざらではない
> > と私は思います。(楽天的過ぎますでしょうか・・)
>
> ルールについての投稿お待ちしてます。
> 「ルールのないルール」がよくわからないので。
> 人間が自然環境を含めてルールを決めるというのは、
> 楽天的で、理想的で、大好きです。
> そして絶対に必要なことだと思います。
> でも、人間が考える自然環境と、自然の「奇蹟」が
> ズレていたら意味がありません。
> ズレを無くすためには、人間が「考える」のではなく、
> 「心」で「感じ」なければならないでしょう。
> ゲンゴロウさんの周りにそういう人が増えているように、
> 私の周りにも増えていて、その輪はどんどん広がっています。
> きっと、これも「自然の摂理」なのだと思います。

「こころ」で感じるというのは、とても素晴らしいこと
だと、私は思います。「心」というのは、総合的な思考
処理だと私は思っていますので、「こころ」に人間が身
を委ねるということは、素晴らしいことでもありますが、
反面、警戒を忘れているときでもあると、私は漠然とで
すが、思っています。

> > これは難しいです。それは、人間からみた幸せかも
> > しれません。ブタのように、自然界では他の猛獣に
> > 食べられる動物は、自分の匂いを消してくれる臭い
> > 環境を好むかもしれません。もしかするとですが・・・
>
> いえいえ、それはないでしょう。本来動物はきれい好きで、
> 体が汚れるのは生死に関わることですから。
> 養鶏をしている知人は、自分で作った有機野菜やお米の
> くずを餌にして、金網で囲って放し飼いにしています。
> 時々自宅の裏山に放したりするそうですが、
> 呼ぶと帰ってくるし、家族同然だと言っています。
> そこは、金網に鼻をくっつけてクンクンしても、
> まったく匂いがしないんですよ。卵も「おいしい」ですし。
> そこの鶏は化学物質は一切食べていないし、
> 好きに歩き回って、ミミズを見つけて食べたりしています。
> それと比べて、体の幅の箱に押し込められて、
> 抗生物質たっぷりの飼料を食べて寝るだけの鶏は
> やっぱりかわいそう。
> そういう鶏舎って、気絶しそうな臭いです。

たとえばの例だったのです。なんの例として言ったか
というと、人間は、全ての動物のことを理解できると
考えたら、それが「おごり」だと思うという例です。
でも、田中さんには、それが分かるというのは、それ
自体は否定しません。なぜなら、私に、その能力がな
いのですから、否定できません。

ただ、こういうことも言えないでしょうか・・・
幸せというのは、不幸せの中に感じられるものであり、
不幸せは幸せがあるから感じることでもある。。

物がない時代には、物がない時代なりの幸せがあり、
物がある時代には、物がある時代なりの幸せがある。
あれ?これは田中さんの「感謝の精神」ですね?
つまり、
物事には、常に対極にある状態があり、感謝の精神
とは、その対極にあるものごとを、どう創出出来る
かという能力にかかっているのですが、その能力は、
全ての人には、なかなか付かないと思います。常に
対極の存在があるから、田中さんの思考もあると、
考えられるからです。

私は悲観論者ではなく超現実派だと思うのですが・・・。
ゲンゴロウ
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