ゲンゴロウさん、お返事有難うございます。
仕事上がり(昨日は夜勤、連勤で早番)に、開店準備中の大将の店を訪ねま
した。
プリントアウトした御身のご意見を一読するなり、「面白い。お前さんの仲
間って奴は、本当に面白い」と肩をバシバシ叩かれました。
「今日、大将やけに機嫌が良くて、お客に進められるままに酒あおって、
早々に潰れちゃいましたけど、何かありましたか」と、店の若い人から電話が
あったのは、9時前でした。(5時開店なのに)
察するに、大変気に入ったようです。(今行けば、大将の秘蔵の酒を呑ませ
とてもらえるかも)
さて、鯨の味の話ですが、澤口さんが[4311]でお書きになっていたように、
本当に「好き好き」です。
唯、魚を食べる種類や海豚を含めた小型の鯨類の味がそうでないものに比べ
て、それほど落ちるとは思いません。(もともと草食の鯨は居ませんし)
> 海外では赤身のみ食べるらしいですが、これは日本ではあまり好まれませ
ん。
> ましてや油脂たっぷりのこってり料理に慣れている現在の若い世代の方なら
> 食うに耐えられない味として映るのではないかと思います。
> 牛でも日本ではサシの入っていない部分は不味いとされてますね。
> 鯨の脂身や内臓を好むのが日本の味覚の特徴です。
この辺りは鯨を『魚料理』の一部としてみるか、『肉料理』として見るかに
もよるのかと。日本では一般に、鯨を『魚料理』の一部として捕らえることが
多いので、とくに赤身が好まれていないと言うのは間違いです。刺身や焼き物
などは赤身が主に使われます。
味としては、鮪の赤身をもう少し硬くした物を想像していただくのが、一番近
いかと。唯もう少し、血液の匂いがしますが。
脂身や尾の身・皮身と言ったゼラチン質の部分は、殆ど味が無いので(フカ
ヒレや燕の巣と一緒)
出汁や醤油で味付けをすることが多いようです。
最近は、フランス料理なんかでも『ジビエ』などを好む人も増えているの
で、そう云った方の口には、合い易いと思います。
食べたことの無い方は、そう云った感覚で食べてみるのも良いかと。その際
は、どうか良い物を。質の悪いものを食べて「こんな不味いもの、何が文化
だ」と、云われても困りますので。
ジビエ・・・家禽に対して野禽。狩で獲った獲物を
その席で料理したものや、そこから発
展した料理を、『ジビエ料理』と言う。
主な食材として、猪・兎・野鴨・鳩など。
言わずもがなのことですが、一応念のため。
羽花 u-ka-3791-ayame@k9.dion.ne.jp
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