みなさん
須賀です
佐藤@ミシガンさん:
> 最近ちまたで話題になっている本に、The Skeptical Environmentalist
> (Bjorn Lonborg)というのがあります。著者は新進気鋭の統計を専門
> とするデンマークの助教授なのですが、その本では様々な論文や統計
> データを検討し直して、「環境は悪化していない、それどころか人間に
> 適した方向に向かっている」と結論しているのです。もちろん、サイエ
> ンティフィックアメリカなどの雑誌で批判されたり、討論会で議論されたり
> しているのですが(http://www.sciam.com/2002/0102issue/0102skeptical.html
> http://www.sciam.com/explorations/2002/041502lomborg/rennie.html
> こういう”皆が当然だと思っている事”に疑問符を突きつけ、検討し直す
> ことが出来るのは、非常に健全な事だと思います(もちろん根拠を提示して)。
そのサイエンティフィックアメリカンの日本語版「日経サイエンス」7月号が
たった今、手元にとどきました。
「論争 地球環境」という記事が組まれています。
まず、米国でベストセラーになっているという『懐疑的な環境保護論者』
に対する4人の専門家の批判が掲載されていて、それに対する著者
ロンボーグの反論が最後にのっています。それぞれのタイトルと著者
は次のとおりです。
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「地球温暖化は騒ぎすぎか」
S. シュナイダー(スタンフォード大学教授)
「エネルギー問題の核心は何か」
J. P. ホールドレン(ハーバード大学教授)
「人口急増に問題はないのか?」
J. ボンガーツ(ニューヨーク市人口調査委員会政策調査部副代表)
「生物多様性の危機は幻想か」
T.ラブジョイ(世界銀行生物多様性問題主席顧問)
「『懐疑的な環境保護論者』からの反論」
B.ロンボーグ
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興味をそそられる記事だなあ。
須賀 丈
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