[BlueSky: 4251] Re:4243 物語(長文失礼)


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Sat, 25 May 2002 11:58:51 +0900

こんにちは、葛貫です。

阿部さん、返信、ありがとうございました。

昨日、自分が書いた【4149】を読み返して、自分でも「ふ〜ん」と
思ってしまったのですが、

阿部さん
>  で、平藤先生の研究は『生物圏を管理しやすくアレンジする』と
> いうものだと思います。要するに、生物圏を『紫の上』とか『プリ
> ティ・ウーマン』のように取り扱う研究な訳です。ホント、楽しそ
> う(^^)…。
の、「ホ ン ト、楽 し そ う (^^)…。」が、女性としての私の
何処かにぶつかり、カチンと硬質の音を立て、幾多あったであろう
返信パターンの中から、あのようなかたちをつくるもとになったの
だろうなと、自分でも可笑しく思いました(^^;。
生物圏に自意識を持たせてしまいました(^^;。
『生物圏を管理しやすくアレンジする』の生物圏については、小さい
ものではアクアリウム、植物のハウス内の水耕栽培、大きなものでは
バイオスフィア、宇宙ステーションのような、外部環境から切り離し
た閉鎖系を思い描いていました。開放系では人為で制御できない要素
が多過ぎるように思われました。

【4128】で、須賀さんが村上龍さんの「希望の国のエクソダス」を
引用されていたのを読んで、自分が書いた[BlueSky: 2406]
http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/mllogs/bluesky/2406.html
を思い出していたことと重なり、何らかの事情で外部との接触が
起こり閉鎖系に乱れが生じたらどうなるかなと、ぼうっと考えた
のでした。

> ただし人類は出家を許すほど寛大
> じゃないと思います。檻に閉じ込めてでも、生物圏の逃走は許さな
> いでしょう。勿論、自殺も許しません。結局、生物圏には人類に働
> きかける自由しかありません。まぁ、それはフィードバックと言う
> 事で、良しとしておきましょう(^^)(仮令、そのフィードバックの
> 結果、管理していた筈の生物圏に人類が絶滅させられるとしても)。
> 惚れた女に刺されるんなら、本望って訳じゃないけど、まぁ許すし
> か無いかな、ということで(^^)。

それ以上、外に出ようがない系で考えるとこうなるのですね。
逃走も自殺も許さないし、逃走は許されないのですね (^。^;。

神話や宗教の「意識的なプロデュース」に関する話は、
>  個々の宗教について言えば、初期段階では必ずしも支配の道具と
> して創設されたのでは無いと思います。が、時間の経過に伴って内
> 部で階層構造が発達し、その構造を安定させるシステムが発生する
> のだと思います。
と、阿部さんの仰しゃった通りだと思います。

>  本人が意図的にやっていたのだとしたら、そんなに辛くなるよう
> な話では無かったのかもしれません。自分自身の真の動機もありの
> ままに見ておきたいものです。

真の動機は、渦中に居る間はわからないのかも。
あるものごとが完全に済んで、自分と切り離して観られるようになる
まで、「真の動機」は、時と場合によって、何度でも書き変えられる
のではないかなと、自分を省みて思いました。

>> 哲学をやっていらっしゃるある方が「空を仰いで坂道を下り、
>> やがて海の底へ沈んで腐敗し、プランクトンになって漂い続ける、
>> そんな奇妙な夢を見ました。夢の中では、そんな自分を涙を流し
>> ながら見ている目があるのです。」と書かれたことがあるんです。

・・・中略失礼・・・

> 身も蓋もない見方しか出来ない私には、
> 死を死として受け止める方が簡単だと思えます(その為に生態学や
> ガイア理論が利用される事もあるだろうと思いますが)。

以前、佐川さんが[BlueSky: 2792]で
http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/mllogs/bluesky/2792.html

『後はこの偉大なダイコクコガネが私を埋葬してくれるはずだ。
私は彼らの子孫と私の子孫に姿を変えて生き残っていく。・・・・
・・・・・・ 中略 ・・・・・・・体は次々と空に舞い上がり、
星々の下に広がるブラジルの大原野へ飛んで行く。』
     「虫を愛し、虫に愛された人」(文一総合出版)より
と、理論生物学者のウィリアム・ハミルトンの書かれた一節を
紹介していらしたのを思い出しました。

夢を見たのが、プランクトンに親しみを持っている方だったら、
涙を流しながらではなく↑のように感じられたのかもしれませんね。

>  ガイア理論に助けられた、とは述べましたが、私は別に『ガイア
> 理論』の『信者』では無いです。何とも思いませんよ(^^)。

ごめんなさい。言わずもがなのことを書いてしまいました。

> 葛貫さんがパウロにどういうイメージをもっていたかも知っていま
> した。が、聖書を読む限り、パウロは自分が仕えている神に厳格に
> 帰依するように、他者に対しても同じ神に自分同様に仕えさせてい
> たのではないか、という気もするのです(改宗前の行動を思い出し
> て下さい)。

確かに、そうですね。
私はパウロに「木を植えた男」を見ていたのですが、彼は木を
植えたのではなく、自分が感じた「神」について、「小さな神」
になるか、ならないかの境界を揺れ動きながら、布教していた
のですね(^^;。

今回、阿部さんから返信として戴いた【4243】やその前の【4131】
については、もっと自分の中で熟成(?)させ、言葉として出て
くるのを待ちたいところが沢山あります。

「ホ ン ト、楽 し そ う (^^)…。」が引き金となり、きちんと
文意を汲み取ろうとしていなかった、自分でも読み返すと何だか
可笑しい【4149】になってしまったという言訳を、取り急ぎ
m(_ _)m。

それではまた。



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