[BlueSky: 4115] ゆとりと土壌汚染について


[From] "Inoue" [Date] Fri, 10 May 2002 08:11:11 +0900

おはようございます。井上です。

これほど知識溢れる現代人が
天に向って唾を吐くように環境を汚染しまくって
居る要因のひとつに、極端な専門性が
あるかも知れません。専門分野に優れた
研究者も広範囲な視野を持たないと
便利だけど人類の将来まで脅かすような
ものを作り出してしまうと思います。

こちらのMLでも、脱線?と思えるような
内容についても話題が広がっていくことは
いいのではないかと思います。
文学論に発展すれば明らかに脱線ですが・・・。

私は、レイチェル・カーソンの自然環境教育
「センスオブワンダー」の心を伝えていく活動を
しています。しかしある日突然(私の中では
突然ではないのですが)ゆとりの教育への
反対を自分のHP上に打ち出し、一部の人に
「子どもに自然の素晴らしさを体験させよう」
とか「進歩しすぎる科学に警鐘を鳴らしていた」
はずなのに矛盾するのではないかと言われました。

でも、地球環境が良い方向へ軌道修正するためには
「知識」が必要なのです。
「沈黙の春」でアメリカを揺るがしたレイチェルカーソンも
優れた科学者でした。特殊な職業をする人のみが
化学知識を持っていたのでいいということになると
スプレー殺虫剤を乳幼児の間近でたっぷり噴霧
するというようなことが平気で行われ、
下水に何を流しても、それがどう自分に生活に
戻ってくるか知らなければ、生活廃水への配慮も
できません。
国会で、鈴木議員の辞職勧告法案だかが
話題になっていますが、土壌汚染対策法案との
報道の扱い方の差に呆れます。
そんな法案が国会で検討されていたことさえ
知らない人が多いのではないでしょうか。
このことについては土壌汚染プロジェクト
http://www.kosonippon.org/prj/c/?no=19
でわかりやすい説明や問題提起があります。

ですからこちらで、一見場違いな話題のようですが
未来を担う子どもたちの科学的知識を守ると
いう点で、みなさん熱心に議論なさっているのだと
思います。

須賀さんがおっしゃるように、「ゆとり」以外にも
どんどんいろいろな問題について提起や質問を
なさったらいかがでしょう?
様々なことが並行して語られるということが
メーリングリストの醍醐味ではないでしょうか。
私も未熟者なので、ROM専門で参加させて
いただきましたが、つい口を挟んでしまいました。





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