こんにちは、葛貫です。
稲垣さんwrote:
> もう一つ。これも環境と言えば言え
> なくもない、身近な社会環境、お店
> (どんな所でも可)で良くある客との
> 揉め事について。
> 自分の無理な言い分を押し通そうと
> するものに対して、間違っていること
> を指摘して、出来ないことは「出来な
> い」と、きっぱり言える所と、迷惑な
> がらも客の言い分に従がう所。皆さん
> なら、どちらに行きたいですか?実際
> に、どちらに行かれることが多いです
> か?
考え始めたら、難しい問題ですね(^^;。
買う物や受けるサービスの種類にもよると思うのですが、
微妙な違いが自分で実感できる、こだわりのあるもので、
その気になれば、改善の余地があることが明らかだったら、
何か所かあたって、納得のいくものを提供してくれる技量
のあるお店を選ぶと思います。
この場合、
「迷惑ながら、客の言い分に従がう」ということは、
迷惑を受ける覚悟なら、「出来ない」わけではなく、
お客さんの意向に沿えないわけでもないという意味
なのか。
(本当にできないものは、何処へ話を持って行っても、
できっこないですよね(^^;。)
もしそうなら、その「迷惑」というのはコスト、期限等
の問題を話し合い、折り合いがつけば、解消できるタイプ
のものなのか、というあたりが問題になるのだと思います。
もう、亡くなってしまったのですが、商人だった義父は、
「揉め事が起きるということは、お客さんが、聴いてほしい
ことがある、期待しているということなんだよ。」
と言っていました。
一時、手伝っていたことがあるのですが、私が、お客さんの
口にする一言一言に理詰めで答えて、合わなければ、お互い、
仕方ないんじゃない、みたいな対応をしているのを見て、
「いや、それは、お役人のやり方だよ」と笑いながらかわって
くれたのを思い出しました(^^;。
気が練れている人で、揉めごとの根っこにあるものを気長に
ききだし、会社側の必要も満たしながら、代替案を探ること
ができる人なんだ、トラブルをバネにできる人もいるんだなと、
感心したのを覚えています。
そうでなければ、中小企業は成り立って行かないのかも。
# 残念ながら、自分には、その器がありません(^^;;。
揉め事が生じる方が、黙って見切りをつけて他所へ行って
しまわれる状況より、まだ見込みがあるのかもしれませんね。
どうなんでしょう??
でも、もし、不況の昨今、「買ってやるんだから」という
お客さんと「買って戴く」という売り手のgive and takeの
バランスが著しく崩れ、話し合いがしにくいことにより生じて
いる問題だとしたら、しかも、買い手の方が「質より、量・
速さ・価格よ」というスタンスで来るとしたら対応は難しい
ですね。
短期間だったら何とかなるけれど、長期的にその負担をかけ
られたら破綻する、持続的にのめる要求ではないという場合
もあるわけで。
大企業と下請けの中小企業の関係や、人件費が安い国で
つくった製品を輸入することによる国内産業への影響等にも
関係ありそうな問題ですね。
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