左巻健男です。
以下のどこかの校長さんのにコメントします。
>『新しい教育の始まり』
>−−−本年度からスタートした新教育課程は、学校週５日制の
>完全実施と相まって保護者の皆さんをはじめ、教育現場や各界
>から懸念の声が挙がるなど多難な船出となりました。特に「学力
>の低下」や「非行の増大」を心配する声があります。学力偏重教育
>や豊かな心の欠如などの反省の上に立って、ゆとりの中で充実し
>た学校生活を目指す新教育課程の改定の主旨は、必ずしも多くの
>国民に正しく理解されていないこともあります。学習内容の厳選や
>総合的な学習の時間の創設、選択科目の拡大など、なぜ改定
>に到ったのかについて、ここで詳しく述べることはできませんが、
>大きな特徴は、「自ら学び、生きる力を育む」学習者主体の教育
>へと転換されたことです。−−−
ゆとり教育はここ２０年来進められてきたことです。この４月
から急激に変わったわけではありません。この校長さんのは，そ
う言う点への無知をさらけ出しています。わかっていて保護者を
だましているかもしれませんが。
ここ２０年来理念として「自ら学び、生きる力を育む」ように
教育課程をつくってきたはずでした。
しかし，それに致命的に失敗してきたのです。そして今回の学
習指導要領もその失敗を拡大するだけだと言うことで識者は警告
してきたのです。
ぼくは，その一つの原因を，質の考慮をはらわないでただ学習
内容を減らしてきただけの杜撰なやり方にあると思っています。
現場の教員も，そして一番は子どもたちが犠牲者になります。
左巻健男編著『「理数力」崩壊』日本実業出版社 \1400 に，
理科と算数・数学について展開しました。
■左巻 健男（SAMAKI TAKEO）
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