[BlueSky: 4014] Re:4013 ゲノム解析


[From] "Shintaro Tanabe" [Date] Mon, 18 Mar 2002 09:45:23 +0900

田邊です。

みなさん、おはようございます。

邑瀬さん:
> 残念ながら、ゴールはまだまだ先です。(というより、まだスタート?)
> 配列だけが分かっても、その意味が分かる(解読する)のはこれからです。
>
> それに、遺伝子から翻訳して作られるタンパク質の解析(プロテオーム
> 解析)はゲノム解析よりも格段に複雑ですし、しかも「遺伝子:タンパ
> ク質=1:1」とは限らないという例が次々見つかっています。遺伝子
> ではない部分の配列の機能もほどんど分かっていません。
>
細かいところは、もう少し、勉強しないとダメなようなですが、
もちろん、不明な部分が多いとうことは知っています。
でも、ある一部がわかるとその先は早いですよね。

> そもそも最適配列というものは存在するのでしょうか? 一部の家族性
> 疾患の遺伝子の最適配列(より良い配列)は分かっても、全体の最適配
> 列は推測不可能です。「一部」の足し算が「全部」ではないからです。

”唯一”の最適配列というのは、存在しないと思いますが、多目的の下での
数多くの最適配列というのはあり得ると思います。
それが実際にどのような性質のものかはわかりませんし、価値観など
大きな影響を与えるものがあるのだと思います。
30億個の組合せの計算準備に何年かかるのだろう?ということを考えた
だけでもゾッとします。
(60個!ぐらいの組み合わせ計算であたふたしている始末なのに...)




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