野池さん みなさん
須賀です。
野池さん:
> なぜチームプレーができず、金太郎飴になるかです。
> 一般的に行政は須賀さんのいう「挑戦」が苦手なのだと思います。
> 「挑戦」をかわすのは得意のようだけど。
> 極端な言い方をすると、行政職員が市民に応える言葉は、
> 「ありがとうございます」と「すみません」が多いのでは。
わかるような気がします(笑)。僕は行政職員じゃありません
けれど、市民のかたからの相談にはこれらのことばを
多用しています(笑)。無茶なご意見はほとんどないん
ですけれど、力がなくてできないことが多いんです。
野池さん:
> つまり、スペシャリストならいいというものでもないでしょう。
ええ、そうだと思います。僕がスペシャリストがいれば・・・
といったのは、何も環境省の行政官のコピーみたいな
ひとを県にもほしい、という意味ではないんです。
長野県なら長野県、松本市なら松本市の環境行政に
ついて、その場所の地域特性とか地元企業や住民の
利益、つきあいかたもふくめて、いろいろな経験を
つみながら継続的に仕事をしていくひとたちを意識的
にそだてていくことを考えたわけです。というのも、今の
制度ではせいぜい3、4年でちがう部局にうつってしまって、
せっかく意欲があっても仕事が軌道にのりはじめた
ところでひとがかわってしまうということが多いような
気がするからです。もちろん自治体の職員みんなが
スペシャリストになる必要はない。地元住民の目線に
ちかい職員も一緒になって仕事をするのがいいと
思います。
つまり、僕は自分自身をふくめて、環境分野への公的
なとりくみが人的に「手薄」であることをいつも痛感
させられているので、それでちょっとこういうことを
考えてみたのでした。
でも野池さんのお話では、その「手薄さぶり」こそが
市民にとっても「挑戦」のしやすさになっていると
いうことですね。
なやましい話ですね(笑)。
須賀 丈(Suka Takeshi)
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