[BlueSky: 3927] Re:3925 事務局=専門家? 


[From] "suka" [Date] Fri, 1 Feb 2002 22:14:34 +0900

野池さん みなさん

   須賀です。

野池さん:
> なぜチームプレーができず、金太郎飴になるかです。
> 一般的に行政は須賀さんのいう「挑戦」が苦手なのだと思います。
> 「挑戦」をかわすのは得意のようだけど。
> 極端な言い方をすると、行政職員が市民に応える言葉は、
> 「ありがとうございます」と「すみません」が多いのでは。

わかるような気がします(笑)。僕は行政職員じゃありません
けれど、市民のかたからの相談にはこれらのことばを
多用しています(笑)。無茶なご意見はほとんどないん
ですけれど、力がなくてできないことが多いんです。

野池さん:
> つまり、スペシャリストならいいというものでもないでしょう。

ええ、そうだと思います。僕がスペシャリストがいれば・・・
といったのは、何も環境省の行政官のコピーみたいな
ひとを県にもほしい、という意味ではないんです。
長野県なら長野県、松本市なら松本市の環境行政に
ついて、その場所の地域特性とか地元企業や住民の
利益、つきあいかたもふくめて、いろいろな経験を
つみながら継続的に仕事をしていくひとたちを意識的
にそだてていくことを考えたわけです。というのも、今の
制度ではせいぜい3、4年でちがう部局にうつってしまって、
せっかく意欲があっても仕事が軌道にのりはじめた
ところでひとがかわってしまうということが多いような
気がするからです。もちろん自治体の職員みんなが
スペシャリストになる必要はない。地元住民の目線に
ちかい職員も一緒になって仕事をするのがいいと
思います。

つまり、僕は自分自身をふくめて、環境分野への公的
なとりくみが人的に「手薄」であることをいつも痛感
させられているので、それでちょっとこういうことを
考えてみたのでした。

でも野池さんのお話では、その「手薄さぶり」こそが
市民にとっても「挑戦」のしやすさになっていると
いうことですね。

なやましい話ですね(笑)。

   須賀 丈(Suka Takeshi)




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