[BlueSky: 3768] Re:3763 狂牛病と科学の限界


[From] Sawaguchi Yuji [Date] Fri, 09 Nov 2001 03:54:43 +0900

澤口@一升金です。

Etsuko Tanakaさんの<001e01c16763$b890b8c0$0600a8c0@ma4.justnet.ne.jp>から
>私は、大きい影響力には即効性があるけれど、小さい力で同じ効果を
>出そうとすると恐ろしく時間がかかってしまうだろうと、想像しただけです。
社会的立場によって、できること、しなければならないことは自ずと違ってきま
す。
例えば、幼児が車道に飛び出そうとしているのを見かけて、自分が近くにいたら
それを止めるのは社会人として当然でしょう。
そんなことをしても日本全国の幼児の事故率には目に見える変化など何もないで
しょうし、かといって毎日車道を見回る義務も責任もありません。
最近では小児救急医療なども問題になっていますね。病気とも言えないような軽
い不具合で救急車を呼ばれることが多いと、本来の救急救命活動に支障を来すと
か。
個人の立場とすれば、少しでも病気の兆候らしきものがあれば救急車は呼ぶに越
したことはない、とも考えられるのですが、それを無制限に認めてしまうと、社
会全体での結果リスクはあがってしまう場合が出てくるわけです。
こういうのはエライ人にしっかりして欲しい、だけで済む問題ではないですね。
エライ人からの鶴の一声で救急車を呼んでいいか悪いか決められるのも嫌なもの
です。
即効性とか時間がかかるとかの理由で思考停止することもないでしょう。
(田中さんが思考停止しているというのではありませんよ)


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