[BlueSky: 376] Re:374 遺伝子組み替え食品について


[From] Minato Nakazawa [Date] Tue, 10 Aug 1999 10:36:47 +0900

中澤です。おはようございます。

星野さん:
>  医学にはジョージウイリアムスが提唱するダーウイン医学と言う
> 新しい分野があります。九州農試の遊佐氏が提唱するダーウイン農学
> (詳しくは日本科学者会議九州農試分会のホームページ分会ニュ
> ース78号http://www.affrc.go.jp:8001/jsaknaes/index.htmを参
> 照のこと)では、中澤さんの主張していることを含めて、これか
> らの農業を考えていかなければならないとされています。
興味深いサイトのご紹介,ありがとうございました。
Darwinian Medicineについては,実はぼくのWEB日記ページで
紹介しています。日経サイエンス1月号に載るだろうと思ったら
2月号でしたが。原文は,いまでもScientific Americanのサイト
で全文読めます。Nesse and Williamsですよね。

ちなみにぼくのWEB日記の該当部分のURLは,
http://www.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/~minato/mf_a15.htm#19981112
http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/~minato/mf_a15.htm#19981112
です(内容はまったく同じで,負荷分散のためにサーバが2つあります)。

>  作物と病害虫は共生していかなければ結果的には共倒れになります。
> 進化論の発想を含めることにより、病害虫との鼬ごっこをやめるよう
> になればと私も考えています。
>  これまでの病害虫を防除するという発想の遺伝子組換えでは、鼬ごっ
> こを永遠に続けていかなければならない。これでは、企業は永続的に儲
> けることはあっても、農民は搾取され続けることになります。
そうですよね。具体的にどうしたらいいかというと,当面
放置しておくか,いわゆる柔らかい技術を使うくらいしか
思い浮かばないのですが。陸さんが紹介された不耕起農法とか。
「複合汚染」に書かれていた,Companion Plantsなんて研究は
その後どうなったのでしょうか? 何かご存じの方がいれば
お教えいただければ幸いです。

=====
Minato Nakazawa, Ph.D. <minato@sv3.humeco.m.u-tokyo.ac.jp>
Department of Human Ecology, Univ. Tokyo
Phone:+81-3-5841-3486, FAX: +81-3-5841-3395
[WEB] http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/~minato/index-j.htm


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