[BlueSky: 3742] Re:3741 狂牛病と科学の限界


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Sat, 3 Nov 2001 10:13:28 +0900

おはようございます、葛貫です。

aquaさん、はじめまして。

私も、ほとんど専業主婦状態の4人の子供を育てている主婦です。
自分が、フリーランスで農林水産関係の文献をまとめる仕事を
していること、夫が食品流通業に関わっていること、その関係で
畜産、酪農、農業(水産業はちょっといない)に携わっている
人達やその御家族、また、「消費者(別の場所では生産にも携
わっている)」の生活を、困惑、喜怒哀楽を含めて、比較的
リアルに思い描ける場所にいます。

>  風評被害によって、牛肉の消費量が落ち込んでいるのは
>  「よくない」ことである。まちがった認識を改めて、
>  いままでどおり牛肉を消費してもらい、生産者や流通業者の
>  ビジネスを守らなければならない。

ビジネスを守らなければならないというより、その知人達
の生活が破綻を来たさない、ある程度のコントロールが効
く範囲に、社会的な混乱をおさめられないか、というのが、
私の儚い願いです。

須賀さんが仰しゃる20%の振れのようなものは、頭の判断
ではなく、加島祥造さんの仰しゃる「腹の虫」の判断で、
はっきり言葉にできない、「ん?やだな。」という直観的
な腹の虫の信号の方が、結果として心地好い生活につながる
ことも多いと思われます。それを優先する自由は当然あると
いうか、社会とは、そんなものなんでしょう。

同じパターンの失敗を繰り返さないためにでき得ることは、
【3641】http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/mllogs/bluesky/3641.html
に書いたような問題を一つずつ、クリアして行くことなん
じゃないかな、と思います。

でも、以前、「ミーム」のスレッドの
【3124】http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/mllogs/bluesky/3124.html

> 国民の大多数は実は自由なんか求めていない、という芥川の
> 洞察は事実でしょう。自由には責任が伴いますが、わが国の、世を挙げ
> ての無責任体質を見れば明らかでしょう。つまり、国民の大多数にとって
> 「自由度」は小さいほうが居心地がいい、ってことですね。

と後藤さんが仰しゃったことがあたっているなら、どうしようも
ないかなと、限りなく無駄なことを言っているような、気分に
なってしまいます。

では。


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