[BlueSky: 3660] 虫は虫なり (アメリカの性格)


[From] "gengorou" [Date] Sun, 23 Sep 2001 22:49:47 +0900



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虫は虫なりに一つの考え(アメリカの性格 )
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副題:「人間の意思」と「システム」との戦い


アメリカは、なぜ「あの様な」ふるまいをする国なのか?

 #「あの様な国」とは、「どの様な国」なのかは、
 # 自ずと分かってくるので、あえて説明はしない。

−−−−
アメリカの大統領の権限は大きく強い。その大統領には、
一体、どの様な人間がなり、アメリカを引っ張って行く
のか。
「どの様なタイプの人間が大統領に選ばれるか」には、
その選出方法が大きく影響しているのではないだろうか
という推測が生まれる。(私には・・・)

多くを語らない詩人の様な人間が、選出されることはあ
るのだろうか。。。。
他の者の意見に深く耳を傾けて、自己の主張をあまり語
らない人間が選ばれることは、あるのか。。。
自分の為した功績を、黙して人に譲る人間が選ばれるこ
とが、あったのだろうか。。。。

こう考えてみると、あのアメリカを強く牽引する大統領の
性格は自ずと決まっているのではないだろうか。そして、
その大統領に牽引されるアメリカという国の性格も自ずと
決まってくるのではないだろうか。
つまり、アメリカの性格というのは、アメリカの国民の性
格によって生まれているのではなく、「アメリカの指導者
を選ぶシステム」によって生まれている可能性があるよう
な気がする。

自己主張の強い者のみが指導者に選出されてしまうシステ
ムによって、すでにある方向性を持った指導者が選出され、
その選出された方向性を持った大統領に従うアメリカ。。。
それ故に、アメリカが「あの様な国」になっているのな
ら、それはアメリカは人間の意思以前にシステムに身を委
ねてしまっていることになりはすまいか。。。

大統領選での公開討論などを見ると、候補者は相手の攻撃
に終始している。そして、常に自分自身の考えを「善」と
して、その「自論」を決して曲げない者が、まるで勝者の
ように勝ち誇り、民衆はその者を選ぶ。。。

「正しい者は勝つ」という道理がまかり通り、やがて「勝
つ者こそ正しい」という錯覚をも生みだしている可能性は
ないのだろうか、、、アメリカに。。。

−−−−−−−
もしも、人間に、人間の意思それ以前に、システムのもた
らす見えない影響があるのなら、それを発見しなければな
らない。集団の意思を反映するシステムの副産物を警戒し
なければならない。(と、私は思う。。。)

私は、人間が銃口を向ける相手は人間ではなく、まだまだ
未熟なシステムと、その未熟なシステムが生むトリック
(副産物)なのではないかと思っている。
システム(制度、機構、政策、主義、宗教、哲学、思想な
ど)に翻弄される時、私たち人間は、人間が「敵」に見え
てしまうのではないだろうか。。。


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