[BlueSky: 3641] Re:3640 千葉で狂牛病の牛


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Wed, 12 Sep 2001 11:28:42 +0900

葛貫です。

藤井さんwrote:
>  従いまして、狂牛病だけでなく、餌や飲み水その他への重金属汚染や埋設農薬
> 汚染の混入にも農畜産農家は十分注意を払う必要が有ると思います。

そうですね。
【3636】で小宮さんが風評被害について心配していらっしゃいま
したが、農水省が危惧し、欧州連合(EU)の執行機関・欧州委
員会に報告書の作成を断ったという部分もあるのだと思われます。
混乱が怖くて情報を公開できない。一部の知識人(?)が責任の
負いようがない判断を下している。情報を読み解き、冷静な判断
を下せる市民(?)を育ててこなかったつけがまわってきている
のかもしれませんね。

「知らなかった」ことは仕方ない。でも、「知らない」ことを
被害者の立場に立つ言訳にしていたら、いつまでも何も変わらない、
どころか、退化の一途を辿るように思われます。
【3560】に書きましたように、「当事者が情報を公平に受けとる
ことができるような社会的な仕組みの構築、わかりやすい言葉を
使っての説明、理解力を持つ個人の育成、住民の意思の行政への
反映」という方向へ、進むことを望んでいます。

#「情報」に関する個々人の解釈の部分について、対話するのは
#楽しいし参考にさせて戴くけれど「べき」論は好きではありません。
#自発的に「たい」に移行するのならよいのですが。
#現場にいない、呑気者が言っていられる綺麗事でしょうか。


葛貫:
> 農水省の正義と、厚生労働省の正義は異なっている。
> 農水省の正義と、環境省の正義は異なっている。
> 守らなければならないものが違うのだから当たり前のことかも。

そういう現実があり、取りこぼされるものが多くあるということ
を言いたかっただけで、「公」に対する不信等を書きたかったの
ではありません。
異なる立場の者が公開で議論をしてくれることにより、或る事柄
に関するメリット、デメリットや、どのようなものが取りこぼさ
れるのかが、明らかになり、その対処法も考えられると思います。
「代議制」というものも、そのためにあるのだと思われます。

多数決原理で運営して行く場合、得るものの最少公倍数、その
ために負う覚悟のあるリスクの最大公約数が一致している派閥
というものも、ある程度必要なのかもしれない。
派閥に縛られず、その都度、集合離散を繰り返し(?)、多様
性を保てればいいのでしょうけれど。日本人は個人として何か
言うこと、独りであることに耐える習慣を持っていないようで。
自分も含めですが(^^;;。

では。



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