[BlueSky: 3550] Re:3547 発効しなくても削減は出来る


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Mon, 23 Jul 2001 12:00:14 +0900

葛貫です。

伊東さん【3547】:
> 発効すれば協調圧力を掛けられるようになります。
>
> でも、このままでは協調圧力を掛けるより先に、
> アメリカで環境テロが起きると思う。
>  #それはとっても避けたいんですけどねぇ。

サミット開催期間中に起った「反グローバル」派による抗議行動、
警官隊との衝突による死傷者の発生等が発端になり、過激化への
道を辿り始めるグループが出るのではないか心配です。
一旦、環境テロが起きたら、それを口実にして過剰な防衛が正当化
されたり、冷静に行動しようとしている環境保護系のグループまで
「反社会的」というレッテルを貼られるようになってしまわないか
と心配です。

一ノ瀬さん【3545】:
> ”恒産無くして恒心無し”の諺通り、経済状況が悪化する一方では、国民自体
> が、環境問題を、二の次三の次の課題としてしまって、省みなくなります。
>  その様な状況が定着してしまえば、万事は窮します。

「環境問題の解決に力を入れると経済は滞る」かというと、
必ずしもそうでもないのでは、と思うのですが。
大手の土建屋さん、不況で炉の使い道を模索している鉄鋼業社等、
環境関連事業に取り組み始めているところも増えてきているように
思うのですが。それを「消費者」がどう評価するか(そのために
出費するか)が問題ですよね。

一ノ瀬さん【3544】:
> 排出削減を積極的に主張する人達は、規制など無くても排出は削減します。

伊東さん:
> 大抵の場合「不可能」は「やりたくない」でしかありません。
> 出来る事はまだまだ一杯有ります。

本当に流れを変えてゆくのは、打ち上げ花火のような主張や行動では
なく(ま、関心を引くためには役に立つかも)、地味に見えても日常
生活の中でできる持続性のあることなのだと思われました。
自発的に削減する方向に動くように、どのように動機づけられるかが、
課題であるように思われました。

本の宣伝に荷担しちゃうことになるので(笑)、コメントを控えて
いたのですが、野池さんがご紹介下さった「コペルニクス的エコ宣言」、
ある地域に住む様々な立場の人が、どのように環境問題と向かい合って
いるかが、具体的に書かれていて面白かったです。

無理をして、身にそぐわないことをしようとしても続かないだろうし、
それぞれの人が持つ特性(他者から課された苦行でなく、自発的に
動き出さずにはいられないこと?)を上手に引き出して、全体の舵を
取って行く力みたいなものを持っている人(達)がいるかどうかで、
ずいぶん、活動の様相が違ってくるだろうなと思いました。

あまり「自分の正義」に必死になり過ぎてしまうのではなく、相手が
どんな背景や想いを持っているのか、話を聴いてみようかなという、
ゆとりあった方が、無駄な摩擦は避けられるかもしれないと思いました。

サミットやCOP6に出席している各国の代表が、具体的に誰の利益を
代表しているのか、その国の多数派の意見を代弁しているのか、怪しい
ものですよね。
今回の参議院選も、各党、何を考え、どういう人選をしているのか、
よくわからない。

別の話になってしまいますが、猫にも海綿状脳症が見つかったよう
ですね。
「スイス、猫海綿状脳症の感染例を初めて確認」◇ロイター
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/135609

感染した猫が全部火葬されているとは考えにくい、です。




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