青空メーリングリストの皆さん、こんにちわ。
水崎@浦和在住、です。
喜多さんのご指摘のように、日本全国どこに行っても同じ模様のサイディングの外壁
を持つ家が増えてきました。
私の仕事は、某ハウスメーカーの外構を担当しています。
ハウスメーカーの仕事は、全国の顧客に安定した家を、安定した(なるべく安く)価
格で提供することです。
この宿命を解決するために、メーカーはバリエーションを少なくします。同じ部材を
大量に消費することで、部材の単価を押し下げます。
この方法で、日本の8割を同じ使用で対応して行きます。北海道だけは別です。
こんな、ハウスメーカーの姿勢が許容されるとは思いませんが、少なくとも阪神大震
災の復興が、早く進んだのは事実だと思います。
完全に復興が終わっていないのは、我々の尽力が足りなかったせいでしょう
が、、、、
さて、外構の面白いところは、地域性にとらわれることです。例えば、色の指向、造
園材料などは特に地域性が強くでます。
関東には、バベ(ウバメガシ)の生け垣はありません。そして、白大理石の表札は、
かなりまれです。
そうは言っても、マスプロの弊害は、風景を画一化したことでしょう。
しかし、昔の片田舎のように、玄関に鍵をかけずに放っておける地域は、現在幾つ
残っていますか?夕方になれば、雨戸まで閉め、エアコンをかけ、高気密、高断熱を
要求する住環境に、地域差を作る必要は無いと思います。
風景の地域差は、生活環境の違いによる必然から出てきたものだと思います
が、、、、
例えば、九州の人々の生活と大阪の人々の生活が違えば、それに合わせて住環境が変
わってくると思うのですが、、、、
少なくとも、お庭の庭木は地域差が大きいと思いますので、一度よく見てあげて下さ
い。
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