[BlueSky: 3466] 教育改革関連法案


[From] "Takashi Goto" [Date] Wed, 20 Jun 2001 01:32:07 +0900

佐藤さん、みなさん

後藤@環境NPO研究会です。

「奉仕の義務化」の話題でまず確認しておかなくてはならない
点があります。
それは、何に対する奉仕が誰の念頭に置かれているか、という
ことです。

佐藤さん:
> ..己の利益の為でなく他人の為に働くという意味での「奉仕」を、
> 社会として評価す(入学や入社の評価に加える)べきだと..

ぼくはこの意味では、法制化にはやや抵抗があるものの、プログラ
ム的な自由裁量規定として各主体が採用するくらいなら、
そしてそれにおいて各主体の暴走を食い止めるセーフフティーネット
(ガイドライン等)があるなら、反対ではないです。

まずいな、と思うのは、今の政府与党の人たち、また一部の市民
の方々ですら「全体への奉仕」を念頭に置いていることです。
これは、報道をみるだけでも、また、時々議員と呼ばれる人の
ハナシを聞いても、そういうニュアンスで考えていることが伝わって
きます。そういう意味では断固として反対です。

横井さん:
>私も奉仕活動の義務化には反対です。
>奉仕活動は、する人自身の喜びが大きな原動力となるものです。
>社会的に役立ちたいという欲求を満足させ、また、その活動に
>よって人の笑顔に接することができる、という点以外に、奉仕
>活動を継続させる力はありえないとさえ思います..

全く同感です。しかし、疑問もあります。
ぼくらのようにすでにさまざまなボランティアを自発的に行って
いる人間はともかく、そうでない人たちにどうやって「人の笑顔に
接する」素晴らしさを伝えられるか。
それを考えると、法制化には抵抗がありますが、なんらかの社会的
体験プログラムを組むのも手だと思います。

ではでは。

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後 藤   隆 [ Takashi Goto ]
[mailto:takapi-@sf6.so-net.ne.jp]
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