須賀です。
> 細谷@夏時間のドイツです。
>
> 同じテーマで他のMLにも昔投稿したような。
細谷さんのこの投稿を拝読しておぼろな記憶がよみがえってきました。
僕もずっと前にそのMLでこのお話をよんだことがあるような気がしま
した。わすれていました。ごめんなさい。
中澤さん、細谷さん、邑瀬さん、そして中澤さんが紹介されたサイトを
拝読して僕が理解したかぎりでいうと、日本にサマータイムを導入する
ことの主な問題点は、
・体がついていかない
・社会的なコストが大きい
・その割には省エネの効果が期待できない
といった感じでしょうか
(もし見落としがあったら補足していただけるとさいわいです)。
単純化していうと(単純化しちゃいけないかもしれませんが)、ダメな
点にくらべてイイ点がすくない、ということになるでしょうか。
もしそうなら反対するのは理屈にあっていますね。なるほど。
しかし、現状に何か問題があるからこういう話も(正しい解決策である
かどうかはともかくとして)でてきたわけですよね。現状をかえるには
コストがかかるのは当然のことで、コストがかかるということは、それ
だけでは一般に社会のしくみをかえることに対する十分な反対の理由に
なりませんよね。それに見合うだけのメリットがあるかどうかが鍵で、
その点でサマータイムというのはダメであると。
このような理解でいいでしょうか。
とすると中澤さんの
> ぼくはサマータイム制には断固反対です。明るい時間に働くように
> したければ,フレックス勤務を拡大運用すれば済むことで,時間そ
> のものをずらす必要はないと思います。
というご意見や、邑瀬さんの
> 省エネという観点からすると、私もサマータイム制は「必要なし」の
> 立場です。電力需要の集中や交通渋滞等を防ぐために、休日の分散と
> か、五十日(ごとうび)の廃止、フレックスタイム制の推進などにま
> ず手をつけるべきで、サマータイム制で国民全部を動かしても意味が
> ないと思います。「人の動きを分散させる」ことがとにかく重要です。
というご意見は、
「その方がより少ないコストでより大きな効果をあげることができる」
というご提案と理解すればいいということになるのでしょうね。
そうだとしたら、そういう議論がますますもとめられることになりますね。
それにしても、現代の文明生活のさまざまなことがらがちょっとした
きまりごとでどれほどデリケートにからみあっているかを感じました。
Takeshi SUKA
Nagano Nature Conservation Research Institute (NACRI)
E-mail: suka@nacri.pref.nagano.jp
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