中澤さん、青空MLのみなさん,こんにちは、葛貫です。
1人の女性が生む子供の平均数が2人を切っていますが、自分の周囲を見渡すと、一人っ子の家庭が増えているのではなく、1人も産まない人と、
複数産む人に別れているように感じられます。
社会的な条件の影響もあるのだとおもいますが、
長峰さんが【293】で仰しゃった
「可哀想と思うのは自分達の勝手であって、子供達自身ではないです。どういった地球環境になったとしても、自分達がしっかりサポートしてやれ
ば、喜び悲しんで怒りそして楽しみながら生きていけます。」
という覚悟のようなものを持った大人が少なくなってしまったことも一因かもしれません。
中澤さん【321】
>簡単に言えば,「子どもを残すことへの最適化でなく,1人当たりの物質的豊かさに向かっての
>最適化」が起こってきた結果,子ども数が減少してきたという仮説です。
物質的な豊かさもそうですが、社会的に認められること、遺伝子を残すことより名を残すことの方が、
心地好いのかもしれません。
平均寿命が延び、30歳になっても、40歳になっても、親元に残って子供をやっていられる状況も
関係しているのかもしれません。
現在の教育が、自律・自立できる大人をつくるようなものではなくなっているのかもしれません。
また、自分自身が生まれてきたことを肯定的に受け止めているかどうかも、子供を生むかどうかに
関係しているのかもしれません。
動物園等で群れから隔離されて育てられた子猿は、子育てができないという話を聞いたことが
ありますが、人にも同じようなことが言えるのでしょうか。
産む、産まないを自分の意志で選択できるのは、「ヒト」という種だけですよね。
不謹慎な言い方かもしれませんが、知識と技術により「生まれ、産み、死んでゆく」という生物としての自然なサイクルから逸脱しうる生物がどう
なってゆくのか、外から見ていたら面白いでしょうね。
Y.Kuzunuki <kuzuny@geocities.co.jp>
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