[BlueSky: 3231] Re:3230,3277 春の雑木林


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Thu, 12 Apr 2001 10:52:15 +0900

こんにちは、葛貫です。

野池@長野市川中島さん:
> 我が家には雑木林があります。
> コナラ、クヌギを主とする林です。
・・中略失礼・・
> 要は、若い世代で山に行くのは、ぼくくらいというわけ。

実は【3213】を投稿した後に、我が家でよく出かける雑木林は
ある企業の研究施設を取り囲むように残されている林で、維持
管理はその企業がしてくれており、「お客さん」として行くだけ
なので、実生活で林業や雑木林と関っている方は、何呑気なこと
言っているんだいと思われるだろうな、と思いました。
雑木林は下草刈りをしたり、適切な時期に木を切ったり等、管理
が大変だという話を聞いたことがあります。
#県立の公園では、ボランティアを募集していました。
#お客さんとして訪ねるか、お手伝いするか等、かかわり方で、
#林に対する思い入れが変わってくるのだろうなと思いました。

> 秋にはがっさりときのこを採ります。
> この辺りでは好まれているムラサキシメジというきのこなんぞ、
> それこそ100メールくらいの列をなして発生していますから、
> 見事なものです。
> きのこの話を始める止まらなくなりますので、季節がずれてしまうから、
> 秋の話題にとっておきましょう。
・・中略失礼・・
> 5月中旬には、ぼくがかかわっているコペルニクスという会で、
> 我が家の雑木林へ行くことを計画しました。
> その頃はヤマツツジが満開となっているはずです。
> チゴユリの群落もあるのですが、それもまだ満開かな。
> 「春の雑木林」からイメージするのは、そんな風景なのです。

楽しみにしています。
「マイタケ」って見つけた時、喜びのあまり、踊り踊っちゃうから
舞茸というんですってね。
雑木林を上の世代から受け渡された重たいものとしてではなく、
楽しみながらかかわれるものにできたらいいな、と思います。

> そこはきっと開墾畑(古い地籍図にそう書いてあります)の跡だろうと、
> ぼくは考えています。

今朝のニュースで、ホームレスの人に農作業ができる所を紹介する人
のことが放送されていました。ホームレスの人へのサポートというと、
炊き出しのようなものを連想してしまうのですが、ひどく疲れている
時は、与えられるだけ受けとるだけの時間も必要なのかもしれませんが、
その状態が長く続き過ぎると、心が病んでしまうような気がしました。
何かをつくりたい、育てたいという欲求って、あるんじゃないかなと
思いました。
古くからある共同体に、外部の人を迎え入れるということ、入って行く
ということは、容易なことではないかもしれませんが、これからの一つ
の選択肢として重要なことになって行くのでは、と思いました。

中澤さん【3277】:
> それまで自分が暮らしていた環境とはまったく違う土地に行くと,
> そこの面白さを感じると同時に,それまで当たり前だと思っていた
> ことが実は当たり前ではないということに気づきます。
> 自己相対化の視点を獲得できることも,フィールドワークの効用だ
> と思います。

研究のまとめや年度始めのお忙しい中、青空MLという場を維持管理
して下さっていること、常々、感謝しております。m(_ _)m

ご紹介のあった「ソロモン諸島往還記」、拝読致しました。
すごくハードなスケジュールをこなされたんですね。

開発と環境の問題を考える場合、開発が自然環境に与える影響と
村落の共同体のありように与える影響の両面があるように思われました。
最適かどうかはわからないけれど、それなりに風土にあったかたちで
つくられてきた共同体が開発により、どのように変化して行くか、
それが、また自然とのかかわり方にどのような影響を与えて行くか等
難しい問題なのだろうなと思いました。

諌早湾の干拓問題等を考える時、今迄はおおよそ利害が一致していた
ノリ養殖業者と漁業者・漁業を廃業して土建業を生業とした者の間に、
水門を開ける/開けない、工事をやめる/続けるを巡る大きな対立が
生じてしまった。
長期的な見通しとか、自己責任とかいう言葉が、現実味を持って迫っ
てくる感じがします。

では。


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