[BlueSky: 3230] Re:3226 春の雑木林


[From] NOIKE Motoki [Date] Thu, 12 Apr 2001 02:16:06 +0900

こんにちは。
野池@長野市川中島です。

地理では長野盆地と教わりますが、
この辺りでは善光寺平、もう少し範囲を狭めると川中島平と呼んでいます。
桜は中沢さんのご報告どおり。
我が家の畑では、梅がもう散り始め、アンズが満開、モモがそろそろ開花、
ブルーベリーも花芽もだいぶ膨らみました。
林檎はその後かな。

我が家には雑木林があります。
コナラ、クヌギを主とする林です。
標高1000mほどの里山の中腹になります(我が家の標高は約360m)。
車で10分ほど行って、そこから歩いて(歩くしかない)1時間くらいの場所です。
もともとは集落林でしたが、明治時代に個人分割されました。
戦後しばらくは炭焼きに利用されていて、
我が家の雑木林にも窯跡があります。

とても不便なのでほとんど人はいきません。
せいぜい秋にきのこ狩りに人が行くくらいですが、
近所のおじさまたちは歳をとり、
いまやあんなきつい山登り(けっこう急斜面)はしません。
それに、次世代への引き継ぎなんてされていませんから、
自分の山(そう呼びます)を知っている若い人は皆無に近いのです。
だから、もはや我が家の山(所有いている土地)のまわりも、
すべてぼくの山のようなものです。
要は、若い世代で山に行くのは、ぼくくらいというわけ。
秋にはがっさりときのこを採ります。
この辺りでは好まれているムラサキシメジというきのこなんぞ、
それこそ100メールくらいの列をなして発生していますから、
見事なものです。
きのこの話を始める止まらなくなりますので、季節がずれてしまうから、
秋の話題にとっておきましょう。

今年はまだ行っていませんが、今頃、雑木は芽吹き前です。
シラカンバがわずかにあって、
そこはきっと開墾畑(古い地籍図にそう書いてあります)の跡だろうと、
ぼくは考えています。
3月くらいですと、シラカンバの樹液をとって飲めるのですが。

5月中旬には、ぼくがかかわっているコペルニクスという会で、
我が家の雑木林へ行くことを計画しました。
その頃はヤマツツジが満開となっているはずです。
チゴユリの群落もあるのですが、それもまだ満開かな。
「春の雑木林」からイメージするのは、そんな風景なのです。


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