邑瀬さん、島津さん、小澤さん、みなさん
たまに顔をだす玉奥です。横レスですみません。
フィチンやフィチン酸のことが話題となっておりますので一言。
小澤さんご紹介のHPを見ました。良い事ばかり書いてありますね。
イノシトールはたしかに種々の薬効があるでしょうが、IP6となると
どうでしょうか。先ずカルシウムは優先的に取ってしまうでしょう。
糠のフィチンは、IP6のCa5Mg塩で、溶解性は悪いのですが、
このMgが重金属とすぐに入れ替わります。有害な重金属なら良い
のですが、Znも取ってしまいます。ですからZn欠乏症が起るそうです。
植物にとってはフィチンはリンの貯蔵庫でしょうが、種子や穀類を
精製せずに食べるアフリカの住民には皮膚の「おでき」が多いそうで、
治療には亜鉛製剤を与えるそうです。
(私は医者ではありませんので、正しいかどうかの判断は出来ません)
以前、米糠を醗酵させて有用な液を作ったと宣伝している在野の
研究者がおり、食べて有用、釘も錆びない還元性、と言って私の友人
に薦めていたので、その液を貰ってCaのキレート滴定をしたら、見事な
反応をしました。釘も錆びない筈です。フィチン酸だったのでしょう。
島津さんの方針に賛成です。
では、また。 玉奥克巳
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