葛貫です。
須賀さん:
> 群れ社会というものも、おふたり
> のおっしゃるようにあなどれません。人間個人の意識はとても
> 複雑で敏感で繊細なものだと思います。でもそれはある意味で
> おそらく生きていく自然環境の複雑さと群れ社会のむずかしさ
> に適応進化していく長い年月のなかでかたちづくられたものでは
> ないかと思います。
2001年2月27日(火) 6時26分
「アフガンの文化遺産保護を訴え=ユネスコ(時事通信)」
http://news.yahoo.co.jp/headlines/jij/010227/int/06263301_jijintx708.html
「アフガニスタンのタリバン政権が同国内の仏像などあらゆる
偶像を破壊するように命じた」
もう少し、詳しい記事がこちらにありました。
「バーミヤン大仏も? タリバーンが彫像破壊を指令」
http://www.asahi.com/0227/news/international27007.html
砂漠という厳しい環境の中で残ってきた「一神教」ミームの激しさ、
凄まじいものがありますね。
昨日、MSNジャーナルに田中 宇さんの「アメリカとイラク・対立
の行方」という記事がアップされていました。
http://journal.msn.co.jp/worldreport.asp?id=010226tanakanews&vf=1
その一神教ミームを利用して、権力を我が物にしようとする
小競り合いが繰り返されてきたのですね。
> さてそのようななかで生きていくにはやはりつねに群れ社会の
> ほかのメンバーの様子をうかがい、そのときそのときの状況に
> あわせて自分の行動を調節しなければなりません。
本当に信じているのか、騙されていると知りつつ、生き延びるために
信じている振りをしているのか、わからない(笑)。
> とはいえ脳や意識は個体のなかにあるものですから、個体と
> しての自律性はまだ失われていないと思います。そういう意味
> での脳にあたるものは米国とか日本とか中国といった国家の
> どこにあるでしょうか。政府でしょうか? 科学者や知識人や
> 党やマスメディアでしょうか? 確かに、それらの影響力は
> 大きいですし、それらの意思を無視して、社会を動かす
> (ってだれが?)ことはできないかもしれません。
ここで、「ってだれが?」自身にと問うことができるのが科学者で、
それを考えず、都合の良いデータを収集し、自分の好みの方向へ社
会を動かす解釈を加え、布教するのは、政治屋さんの仕事なのかも
しれないです。政治屋さんが悪いと言っているのではありません。
受け手の方が、事実の羅列である科学が歴史を作ってきたのではなく、
ある背景のもとに、ある立場を正当化するのに、相関はあるように
見えるけれど、必然であるとは言い切れない、因果関係を証明する
ことができない解釈が利用されることがあり得るということを知っ
ていればいいのだと思います。
#【2943】では、私が、それをしていた訳で(^_^;)。
> 脳から脳へと情報がつたえられて、それをうけた
> 個体の脳が自分の意思で自分の身心を動かすわけです。
思考を紡ぎ出す語彙は、その人が属する群から学んだもので、その人
が辿ってきた経歴によるところもあるし、言語化できる「自分の意思」
って、何なんだろう、と思う時もあります。
> あとはこのことをどれだけ自覚し相対化して幅広いひとびと
> とつながりながら自分の居場所というものを日々あたらしく
> していけるか、ということではないかと思うのですが、
相対化しつつ、主体を失わない、すごく高度な技かも。
考えていたら、身動き取れなくなってしまいそうですね。
百足じゃなくって良かった(笑)。
小澤さん【2995】
> 欅並木は、最近はすこ〜し、けぶって見えます。
> 冬でも、自然は次への準備を始めています。
> 人間様も5月のお祭りに向けてぼちぼち気持ちの準備が始まっています。
> 今年も、中学2年のせがれと白丁姿で神輿を担ぎます。
いいな、いいなぁ〜。学生時代の気分に戻ってしまう(笑)。
その街にどれだけ愛着があるかは、過ごした時間の「長さ」では
なくて「質」によるのかもと思いました。
あと【2996】の訂正です m(_ _)m 。
> 自分の権益を守るために、二倍体の駆除や密放流を赦さないの
> ではないかな
二倍体の駆除を推進し、でした。
では。
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