[BlueSky: 2973] Re:2969  下水道と米の研ぎ汁


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Sat, 24 Feb 2001 15:34:26 +0900

小澤さん、はじめまして、葛貫です。

> 以上から判断すると、トイレからの負荷をどうするかの抜本的対策なしには、何も解
> 決しないのではと思ってしまいます。
> また、問題を多少広げてBODでとらえても、野菜の皮の裏側(最も栄養価が高い)
> を平気で水にさらしておいて、お米だけですか? とも感じます。
> 結局、無洗米は、環境意識はあるが実際には行動力のない消費者のための、また便利
> を買うことに多少の後ろめたさを感じる消費者のための免罪符なのではないでしょう
> か?

そうでしょうか。
米とぎ排水と、それ以外の排水はそれぞれ独立した問題で、それらの
間に因果関係はないように思えます。米とぎ排水からの負荷が軽減さ
れれば、水処理問題は解決なんて思う人、まず、いないでしょう。
それでも、一つでも負荷を軽減させられれば、それはそれで意味ある
ことのように思えたのですが。他の問題は、ご紹介下さった石井式合
併浄化槽等、また別にそれぞれの方策を考えればいいわけで。
考えが足りなかったでしょうか。

当時、私が考えていたことは、とぎ汁として懸濁させ、種々の廃液と
混合される以前に、固体の状態で回収できれば、資源として有効利用
しやすいのでは、ということでした。排水処理の際生じる余剰汚泥は、
重金属等の有害物質の混入が懸念され肥料として使えない場合もある
ようです。米に限らず、農蓄水産物の副産物(廃棄される部分)は、
いろいろな物と混ぜずに分別しておけば、成分を把握することができ、
有効利用しやすいのではと思いました。
#狂牛病の例もあり、利用する際には、事前に、それなりの研究が
#必要と思われますが。

物質をギリギリの状態で循環させなければならない宇宙ステーション
に住んでいるわけではないのですし、「設備・技術の集中化と遺伝子
操作種子」の項を拝読すると、米を食すに至る過程に、多様な選択肢
が残されるのは、大切なことに思えました。
本当に、おいしくなかったら、定着しないかもしれませんしね。

水処理に関しては、学生の頃、活性汚泥の菌叢分析をしていたという
だけで、水処理技術に関する知識は、ほとんどありません。
いろいろ、教えて下さい。宜しくお願いします。

では。


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