葛貫です。
野池さん:
> ともあれ、こうした補助金への国と地方のもたれあえに対して、
> 田中知事は断固、NOを突き付けたのでしょう。
> そのためには、ここのダムの必要性を先に議論するよりも、
> それは後回しにして、
> 「脱ダム宣言」を行ったのだと思います。
税制のことはよく知らないのですが、そのうち国税と地方税の
在り方みたいなものも、見直したっていいわけですし・・・・。
> また知事の手法批判は地元マスコミもしています。
> けれど、環境保全に向かうためのどんな具体案があるのかと思ってしまいます。
> 「脱ダム宣言」は、環境問題はもちろん、本気で社会変革を実現しようとする、
> 田中知事の政治生命をかけた大きな挑戦だと思います。
はい。
えひめ丸の問題が、総理の退陣、自民党批判という方向へ、
どんどん拡散して行く。既得権益は守りたい、どんな機会も逃さ
ず権益を拡大したいというのはヒトのさがなのかもしれません。
今回の「脱ダム宣言」は、様々な権益が絡んでいるわけで、
中央官庁の官僚より地方公務員の方が、国会議員より県会議員の
方が、現場で力を持つようになる契機にもなり得る訳で・・・・・。
報道する側が中立だなんて、夢見てちゃいけないですよね。
「国 vs 地方」という根底にある問題をクローズアップするか、
枝葉末端の問題へ話題を拡散させるか・・・・・。
それぞれの記者やメディアが大切にしているもの、守りたがって
いるものが何なのかが、あぶり出されてくるのでは、と思います。
そういう視点で報道を見ている人間も沢山いるんだよ、
ということを知らせておくことも、大切かも(笑)。
では。
(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。