[BlueSky: 2960] Re:2947,2958 血縁淘汰・互恵的利他性


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Fri, 23 Feb 2001 20:19:49 +0900

こんにちは、葛貫です。

須賀さん【2947】:
> まして人間の社会のこととなったらどうなるでしょう?

akiraさんが書かれた【2958】を拝読して、
言語による価値観の伝承という手段を持った時点で、ヒトの
社会は遺伝子だけではなく、ミームの影響を色濃く受けるよう
になったのかもしれない。ヒトの社会の変遷を概観するには、
遺伝子の出現頻度だけではなく、ミームの出現頻度、拡散速度
等についても、考慮しなければならないのかもしれないと思い
ました。

> ゆるやかな自滅を待つ、という伝統的戦略に、どこか似て
> いますね。
を拝読して思ったのですが、今、現在、米国に在住する人の中で、
移民初期のプロテスタントの信仰と矜持(特に肯定的な意味では
なく)を持ち続けている人の割合は、どの位なのでしょう。

各地からの大量の移民、それに伴う価値観・信教の多様化、
貧富の差の拡大、不満の蓄積・・・・・。
大統領が地球人を代表して宇宙人と戦う映画なんかをつくって
ハイな気分を掻き立てなきゃやっていけない、イラクのような
外敵を設定し続けなければ、まとまっていられない。

米国自体に権威があるというより、米国内で大きな混乱が生じる
と、食料を始め経済的・社会的な混乱が起こり、その煽りを食ら
うと困る。よたよたした倒れられると迷惑な巨大怪獣のような
存在で手のだしようがない。他国は、自分の方によろけてこない
ことを願いつつ、生きているうちは仕方がないと、我が侭を黙認
している感じなのでは、と思っていました。
#根拠はと聞かれても、ニュースを見ていてそう思った、
#としか答えようがないですが。

米国内部の混乱からの影響を最小限にするように対策をたてながら、
緩やかな自壊・再構成を待つことができればいいのですが・・・・。
巻き込まれちゃうだろうな。

では。



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