[BlueSky: 290] Re:278 情報の整理


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Wed, 4 Aug 1999 11:10:53 +0900

葛貫です。

>葛貫【267】:
>> ただ、全体を俯瞰し、長期的な見通しをもって、ある技術を使うかどうかを
>> 選択できるようにしない限り、その場凌ぎの繰り返しになり、住みよい世界
>> はやってこない。

>後藤さん【278】
>問題は、こうした社会的規制が、国際対立や企業利益優先の世界で、どこまで通
>用するのか、という点に尽きる、かという気がします。
>
>・・・ないより、余程ましですが。


命有っての物種ではないでしょうか。
企業のトップや為政者、自らが被害者にならなければ、動かないものなのでしょうか。
(生化学・医学の研究が進めば、命もお金で買えるようになるのかもしれませんが)

環境・公害関係の文献からは、ここ数年離れておりますが、そうそう楽観して
いられる状態ではないように思われます。
自力で繁殖できる新しい形質を持つ生物を、もともと存在しなかったところに放って
はいけないのと同じように、難分解性の化学物質の管理を怠ってはいけないのだと
思います。日本沿岸の水質は改善されているという報告書を見かけますが、深層海
流にのった難分解性化学物質が、何百年、何千年、何万年後に、思いもかけない
ところに湧昇してくるかもしれない。
局在している間は、まだ始末できる可能性がありますが、拡散してしまった場合、
責任のとりようがありません。そのようなものが、どのくらいあるのだか・・・・・・。

見通しが暗い時代に生まれる子供は可哀想と言って、子供を産まない選択をした
同世代の友人が何人もいます。
少なくとも、上記の理由で自分の子供達が次世代を生むことをためらうことがない
ような世界を子供達に残したいと願います。
できることは、きちんと記録を残すこと、同質の問題を洗い出し早期に対処すること、
同じ失敗を繰り返さないこと、を要請することくらいなのかな。
自分の日常生活をリサイクル型に切り替えるように心がけることも忘れずに、ですね。

Y.Kuzunuki <kuzuny@geocities.co.jp>





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