[BlueSky: 2855] Re:2854 電力自由化


[From] JAWAY [Date] Wed, 7 Feb 2001 00:45:18 +0900

長崎の伊東です。

At 0:14 AM +0900 01.2.7, yuichiro komiya wrote:
>ただ、少し疑問に思う点もありました。まず、兼平さんが言われているように
>炭素税の導入が簡単にできるか?ということです。電力に炭素税をかけると、
>それは企業の負担になるだけではなく、消費者の負担にもなります。税が
>かかった分、負担の一部が電気料金に転化されるからです。つまり、炭素
>税は電気料金を引き上げ、自由化のメリットを打ち消す方向に働くのでは
>ないでしょうか?どのくらいの炭素税をかけるか、クリーン電源の効率化が
>どの程度進むかでまた変わってくると思いますが、

自然エネルギー発電の設備寿命を原発なみの、
50年で計算できるようにすればよろし。
あっという間に原子力や火力より安くなります。

>基本的には景気回復を妨げる日常必需品への税の導入が、そう簡単にいく
>とは思えません。

若年層の購買力を増加させるためには、電力料金を下げるより、
携帯電話の通話料やインターネットの接続料を安くする方が効果的。

>第二に、仮に炭素税が導入できても、電力会社が税によって利益が思うよ
>うに挙げられないことから、市場へ参入しにくくなるのではないでしょうか。
>カリフォルニアの例でも、自由化された後でも、厳しい環境規制などから
>企業が市場に参入してこず、結果的に電力不足になったと聞きます。安定
>供給という面からはマイナスになるのでは?

自然エネルギーで参入すればよろし。

>第三に、電力が自由化された時に、今回のカリフォルニアのような、急な電
>気の需要に対応できるのでしょうか。

分散化をすすめれば増設期間は短期化されます。

>自由化のもとでは企業は利益最優先なので、むだな電力を生み出している
>発電所は閉鎖させて、経営の効率化を図ると思われます。

もう、古い火力発電所は閉鎖を始めてます。

>通常はそれでもかまわないのですが、いざ景気が回
>復して電気の需要が増えたときに、供給が足りず、電気料金が高騰するの
>ではないでしょうか。まあ、高騰したらその分節電が進んで需要が押さえら
>れる、という考え方もありますが、今回のカリフォルニアの例を見ると、日本
>でも消費者がおとなしく電気代の高騰をのんで、節電で耐えようとするとは
>思えません

就業形態を電力事情にあわせて可変にしている会社もあります。
ワークシェアリングと組み合わせれば、十分やっていけます。

んで、甲子園の夏の高校野球を秋の開催に移動するのも効果的。(笑)
ピークさえ減らせば良いんですから。

>第四に、炭素税が課せられると、原子力発電の開発が進むようになるので
>は?まあ、これはいいことか悪いことかははっきりとは分かりませんが(ご
>紹介の資料ではいいこととして書かれてあったように思います)。

廃棄物処理などのコストを内部化させればよろし。
税で外部化しているから原発が安く見えるだけ。

>まあ、結局はっきりとは分からないのですが、僕は炭素税を含んだ自由化
>は市場効果がうまく働かずに、電力供給が不安定になるのではないか、そ
>うすれば、環境問題を後回しにしてでも発電所の乱立が進むのではないか、
>と少し心配です。

自然エネルギーの低コスト化を追求すれば、十分安定でしょう。


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