[BlueSky: 2831] Re:2827 自然の権利


[From] "gengorou" [Date] Fri, 2 Feb 2001 22:39:02 +0900


こんばんは,ゲンゴロウです。
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今,「禁じられた遊び」が流れています。
「禁じられた遊び」とは,きっと戦争のことです。
多くの十字架が墓に立てられる。。。

−−−−−−−−
【文学少女?@葛貫さん】
>こんにちは、葛貫です。
>昨晩は、すごい霧でした。
>本体は見えず、ヘッドライトの光、窓の灯で、ああ、そこに車が走って
>いるんだな、マンションがあるんだな、とわかる程でした。
>子供達は珍しい風景を写真を撮ろうとデジカメを持って、ベランダへ
>飛び出して行きましたが、来年見返して、家族6人の内、それが霧の
>写真だと思い出せる者がいるかな(笑)。

「曖昧な状況」を考えている時に,「霧の景色」の話。。何か文学的。

誰もがぼんやりとしか見えない景色。。。
その状況で,ベランダから,
石(意思)を投げる(行動に移す)人と,投げない人。。。
投げる人は,
  当たるはずがないと投げる。また,石が誰かに当たっても,
  投げた人も,また因果関係も特定されないから,投げられる。
投げない人は,
  石が誰かに当たる可能性を考え,投げない。
  投げるときは,決して人に危害が加わらないと確信できたとき。
  結果,投げることはない。
石にあたった人は,
  突然,石が飛んできてが,どこから飛んできたかわからない。
  ベランダから石を投げている人がいると聞いて,
  「投げないで下さい」と言ったら,「私の投げた石と特定して
  から,文句を言って下さい」と言われる。。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【ゲンゴロウ】
>> この曖昧な状況を好む集団や組織や人にとっては,一番困るのは,
>> 何かしらが,曖昧でなくなることだと思います。曖昧さは,部分
>> の一部がはっきりしてくると,そこから様々な事柄がはっきりし
>> て来て非常にまずい。。

【葛貫さん】
>「一部をはっきりさせる」場合、その際に採用した仮説、視点、立場
>等々を明示し、多くの立場からの議論の供すると、独善に陥ることなく
>よりいいのでしょうけれど。
>なんて、結局、私自分自身は、これといった立場を持たず、全てを
>保留したいんだなと、わかってきて自嘲しています。
>そんなこと言っていられない、現場の方のご苦労を思うと、
>頭が下がります。<(_ _)>。

現実が非常に「曖昧な状況」であることは事実。
「曖昧な状況」の中では「明確な判断」であることこそ,欺瞞。
「曖昧な状況の中ではどんな弊害が起きるか分からない」と反
対した人々に対して,「起きるはずがない」と「曖昧な中で明
確に」有明海の鉄の水門を,落とした者達が,開く段になると,
こんどは曖昧さの中に逃れるために,「曖昧な中の明確」な因
果関係を求めている。。。
「曖昧な状況」の中に「明確な結論」はないのに,,,
二度までも,曖昧な中に明確な結論を出せ!と。。。

−−−
私は,葛貫さんの多様的な考え方に,真実を見ようとする姿勢を
感じてます。その本来,大切にすべき姿勢が,独自の立場に立つ
ことで先取獲得利益に預かる者達の行動によって脅かされている
のが,人間社会ではないかと思います。

葛貫さんは,おっしゃった。
「私自分自身は、これといった立場を持たず、全てを保留したいん
 だなと、わかってきて自嘲」と。
私は,そんなこと,する必要などないと思います。それこそ,独善
的な人間の思うつぼだし,仮に葛貫さんも,曖昧な状況の中で何処
かの立場にたったなら,この世界から戦争がなくなる可能性の灯が,
また一つ消えてしまいます。

多くの事柄が関係している状況では「曖昧な立場」こそ本当で,
「曖昧さの中で確固たる立場を取れること」こそ,間違いがあ
るはずです。

ちょっと読んだ量子物理学の話で,申し訳ないのですが,
今までの物理科学や数学では,明確に確定した答えが正答だった
ようですが,多様な事柄が加味される状況(微細な世界)では,
不確実こそ正答のような気がします。

現在のアクアリユムのような自然環境,つまり閉じた世界に出来た
秩序ある自然(じぜん=自らが自らを作り然るべくして在る)環境
は,多様性によってアナログ的に成立しているのに,人間の意思決
定には,戦争といい,議会といい,武力や勢力が少し多いと,
その方向にドドーーと流されて行く。。。それは,多様性の考え方
を,故意に排除しているデジタル的な進化のように思えます。
人の脳の中の考え方が,いつのまにかデジタル的になってしまった
ようです。それは,科学的な思考のせいかもしれません。
しかし科学と言えども,,今の科学は過渡期という考え方をもって
すれば,いつか科学的思考には「あいまいさ」が,不可欠という,
可能性が見え隠れしています。

−−−−−
テーブルの上に誰の物だとも分からない「まんじゅう」が5つ。
その曖昧な中で,誰か一人が,饅頭を食べ始めたら,秩序は見事
に壊れる。で,食べた人を責めると,こんどは「じゃあ,誰の物
だったんだよ。それに,本当に饅頭は,あったのか?証拠は?」
などなど,秩序を守るために生まれた裁判を利用して,煙に巻く。
科学も法律も,それに対処して行く中で,「対処の学問」になっ
てしまって行くような気がしてなりません。(意味不明な発言)

−−−蛇足(自分に対して)−−
人間は,揺れ動いていいのだ!!
揺れ動かないようにすることから,間違いが生まれるのだから!
揺れ動く自分や他者を責めてはいけなーい!!!(興奮。。。)
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ゲンゴロウ。























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