[BlueSky: 283] Re:小学生に環境問題をどう教えるか?


[From] kuga@nacri.pref.nagano.jp (KUGA, Hitoshi) [Date] Tue, 3 Aug 1999 18:59:23 +0900

横山さん、多田さん、みなさん。
                   陸です。
横山[279]さん;
> 子供の頃に,真面目に「農」を体験されるころは非常に大切だと思います。
> そうすれば,スーパーに並んでいる綺麗な野菜が如何に不自然か,傷一つない
> 野菜を求めることが如何に不合理かを実感できるでしょう。
(中略)
> その上で,無農薬,有機栽培にどれだけの労力がかかり,それでどれだけの人間の
> 食料を養うことが出来るか,日本の食卓の豪華さを賄えるかなどを考えて欲しいと
> 思います。そのためにも,花壇感覚ではなく,食料生産として「農」を実感して欲
>しいと
> 希望します。
>
> 合わせて,日本には1億2千万人の人が住んでること,農業就業者の4割が「昭和
>一けた
> 世代」で占められていて農家の平均年齢が60歳を越えていること,その平均年齢
>が毎年
> 高くなっていること(1995年日本農業センサスより)なんかも教えてあげて下
>さいね。

大変貴重で重要なアドヴァイスではないでしょうか。→多田さん

★★(暴走モード2)
 ついでに、現在都市には不釣り合いな人口の集中があり、多くの人が失業している
という問題も農業就業者の課題に結びつけてはいかがでしょうか。
 農村から都市への人口の流出がそんなに遠くない時代にあり、それは高度経済成長
政策にもとづいてつくりだされた状態なのだ、ということです。つまり、食糧自給率
の向上のためにも、失業率対策のためにも、再び農村に農業という、また漁村に漁業
という職業を再生することによって、都市から各地の農村へ漁村へと人の流れをつく
り出すことは、すくなくとも理屈の上では可能だということです。
 


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 陸  斉 (KUGA, Hitoshi)
  kuga@nacri.pref.nagano.jp  
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