[BlueSky: 274] Re:272 自然農法について


[From] "IWAO, Keisuke" [Date] Tue, 3 Aug 1999 15:12:43 +0900

はじめまして。巖@桃山学院大学です。

いきなり横レスで恐縮なんですが、前から気になっていたことでもあり、環境
問題も関係あると思うのでML上で質問させてください。

KUGA, Hitoshiさんが99.8.3 2:18 PMに書きました:
>★奈良県の川口由一さんは、耕さない、追肥しない、農薬を使わない、という方法で
>農業を営んでおられます。これは、続ければ続けるだけ土地の生産性が高まるのです
>が、最初の3年間ぐらいは収穫が少ないので今回の多田さんの授業には使えないと思
>います。

 この自然農法というやつなのですが、どうにも合点がいきません。耕さない、
農薬を使わない、はいいのですが、追肥しないのにどうして収量が上がるでし
ょうか。

 作物を育ててそれを収穫する、つまり畑から取り去るということは、その植
物の生長に使われた土中の栄養分を畑から取り去るということです。それを続
ければ土の中の栄養分はいずれ枯渇するはず。外からの供給が無くて、枯渇す
るどころか生産性が高まるということはありえないはずなんですが。

 化学肥料の連用でぼろぼろになった土が、自然農法に切り替えてから徐々に
回復していく過程のことを言っているのならわかります。でも「続ければ続け
るだけ土地の生産性が高まる」というのはどうにも眉唾に聞こえるのですが。

 どなたか詳しい方、解説をお願いいたします。


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