[BlueSky: 2725] Re:2722 価値観の多様性


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Tue, 9 Jan 2001 16:42:11 +0900

こんにちは、葛貫です。

澤口さん:
> 宗教には内面的表現と外面的表現があるわけですが、イスラムは特に外
> 面的表現を大事にする宗教です。教義に反するものを見過ごしにしては
> 誠意が疑われるのでしょうね。常にそういうモチベーションを保ってい
> るのでしょう。宗教対立もありますから緩みは自己否定につながります
> し。
> 科学的合理性は社会全体のモチベーションの規範ではないと思います。

はい。
この問題に関しては、「3分間で、最近のニュースを知る。」という
鳥越俊太郎さんのサイト http://1101.com/torigoe/index.html 
(明日の更新以降は http://1101.com/torigoe/2001-01-09.html )
に、わかりやすく解説されていました。

外面的表現を統一することにより、集団としての気分を盛り上げているの
だと思いますが、インターネット等により個々人が世界中の情報を入手で
きるようになり、その集団からはずれて、外の世界にでて行くことを怖れ
なくなったら、教義の価値も変わってしまうのかな、罪悪感や恐怖に絡む
宗教のミームは、そう簡単には淘汰されないかな、等と思いました。

昨日本のサイト http://www.bk1.co.jp で、
「豚の文化誌 ユダヤ人とキリスト教徒」
著者:クロディーヌ・ファーブル=ヴァサス著、宇京 頼三訳、
出版:柏書房、ISBN:4-7601-2003-3、発行年月:2000.11
という本を見つけました。(私は、まだ、読んでいませんが(^^ゞ)

法政大学兼任講師の挾本佳代さんと仰しゃる方の
「豚をめぐるユダヤ教徒とキリスト教との対立。ヨーロッパ農民文化が
克明に描かれる。・・・」という書評
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_rev.cgi/3a598b4263c780101ec1?aid=<$ai
d>&bibid=01954886&volno=0000&revid=0000016712
が面白かったです。

> 日本の政治家でも政治的手腕とは別枠の女性問題や失言問題で非難され
> るではありませんか。

はい。私生活を云々して足の引っ張り合いをしているのではなく、さっさと
仕事してよ! 茶番劇を観るために税金払っているわけじゃない、その
ニッチでの役割を果たしてくれればいいんだから、と思うことも多々あります。
私生活を倫理的・道徳的規範となるような状態に保つことも、その役割の
一環という考え方もあるのでしょうけれど。
米国とフランスでは考え方が違うようですね。

小宮さんが【2720】で書いていらしたように、自分の国、地域の常識は、
他地域の常識・感覚と一致しているとは限らないということを、心にとめて
おかないと、様々な摩擦を引き起こしてしまうのでしょうね。

では。




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