[BlueSky: 2600] Re:2592  使えない武器


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Sun, 17 Dec 2000 19:49:18 +0900

葛貫です。

ゲンゴロウさんwrote:
> しかし,分からないのは,原爆はあの冷戦当時からアタッシュケース
> くらいに出来ていたとか。ということはソ連やアメリカが,それを使わ
> ないで,核弾頭ミサイルを作っていたのは,一体なんだったのか。。。なんて,
> いろいろ考えてしまいます。(横道にそれてる・・・)

ディスプレー効果はアタッシュケースよりミサイルの方が大きいのでは。
また、個人主義が徹底している西欧では、特攻隊や自爆テロのような
ものを、ある種の陶酔とともに受入れる素地がないのでは。
(殉教も、「自分」の信仰を神に示すことが目的なのでは。)

> で,「ギャラリー」については,驚きました。
・・・中略失礼・・・
> 誰も望んでいないことが起きる。。。
> こんなことを考えていましたので,「ギャラリー」には,「うむ。。」
> と思ってしまいました。。。

これは哀しいですよね。
十分にコミュニケーションがとれれば避けられることなのか、どうしよう
もない人の「さが」なのか、と思います。
夏にグレッグ・ベアの「ダーウィンの使者」というSFを読んだのですが、
この物語の中では、とある遺伝子(ウイルス?)の水平感染により
変異したヒトは、感情や思考に伴い色調が変化する皮膚を持ち、言葉
によるコミュニケーション以上の情報をやりとりするようになっていました。
#オーラが見えるようになるなんていうより、受け入れやすいかも(笑)。
でも、はまり、信じ込んでしまった仮想現実は、その人にとっては現実
で、感情や思考が読めるようになっても、意味がないかも。

> 紛争だけでなく,環境問題においても人類が挑戦する相手は,そのような
> 存在(現象,仕組み)ではないかと。。。

そのような存在(現象、仕組み)は、ポッと突然できたものでもなく、
一人一人の人の意志や思考から独立して存在するわけではなく、
どういう関与の仕方ができるのかなと・・・・・。

【2584】に、「ボランティア」と言われているものも様々で、山崎さんが
あげて下さった
> (1)生理的欲求段階→安全欲求段階→帰属と愛情欲求段階→尊厳
> 欲求段階→自己実現欲求段階
のどの段階に動機があるかに関っているのだと思われるのですが、
質の良いボランティア活動をつくりだすには試行錯誤が必要かもしれ
ませんね、
と書きましたが、矢印の方向に進めるべきだというのではなく、自分が
どのような欲求を満たしたいと思っているのか(一人の人でも時や場に
より変わると思う。)知っておくこと(時々確認すること)、誰かや正義の
ためというより、自分の欲求を満たすためにしているのだという認識を
心の何処かに持っていることが、独善的なボランティアにはまらないた
めに、大切なのでは、と思いました。
#こんなこと考え始めると、手も足も出なくなっちゃうんだけれど。
#どの段階の欲求でも、満たそうとするのは自然なことで、過ぎなけ
#れば悪いことじゃない。変にストイックになることもないわけで・・・・・。

では。






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