大塚です
イベントのお知らせです。
日本生態学会の関東地区会が「生物多様性の意義と価値」について公
開シンポジウムを開きます。
生態学会の会ですが、むしろ学会員以外の方に多く参加していただい
て意見をお聞かせいただきたいので、是非ご参加下さい。
私のような生き物の生活を研究しているものにとっては「生物多様性
の保全」が重要であるというのはほぼ自明であるのですが、これは我々
にとってのみの常識でしかありません。
今回の公開シンポジウムは、
1 多様な生物の存在はどのような機能を持っているのか?
2 人間が生物多様性を守る根拠はどういったところに求められるか?
3 普通の市民生活との接点は?
を考えようというものです。個々の演者は上記の 1-3 にほぼ対応した
話をして下さる予定です。例えば平川さんは、里山のようなかなり人為
的な改変を受けた自然を守る意味について、「歴史」にその根拠を求め
たお話をされると思います。
タイトル:「生物多様性の意義と価値」
日時: 12月16日(土)午後2時〜5時30分
会場: 東京大学農学部1号館第8講義室
プログラム:
「はじめに」樋口広芳(東大・農)
「自然界での生物多様性の役割ー樹木の多様性と森林安定性の観点から」
北山兼弘(京大・生態研センター)
コメンテーター:可知直毅(都立大・理)
「歴史的価値としての生物多様性の保全」
平川浩文(森林総研北海道)
コメンテーター:松田裕之(東大・海洋研)
「市民は生物多様性をどこで学べるか?」
浜口哲一(平塚市博物館)
コメンテーター:中村俊彦(千葉中央博)
会場までの交通
地下鉄南北線東大前駅徒歩3分
地下鉄千代田線根津駅徒歩7分
お問い合わせ先
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
東京大学大学院農学生命科学研究科
生物多様性科学研究室内
日本生態学会関東地区会事務局
Phone: 03-5841-7544, 7541
Fax: 03-5841-8192
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大塚公雄
東京医科歯科大学
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