葛貫です。
佐藤さん:
> まるで、今の現実世界そのままですよね。・・中略失礼・・・
>家族の中で社会のシミュレーションをしているような・・・。
ピアンを蹴散らかして、Aクリアのエンディングをじっと6人で見つめ、Bクリアと
たいして違わないことにブーイング、ひとしきり・・・・。
その後で、攻略本をよく見たら、プレー中にピアンを一人(一匹?)も傷つけな
かったら、点数が倍になるプログラムがあったという気付くのです。ルールを
弁えずに、無茶苦茶やって、周囲を惨澹たる状態にしてしまった、何という愚行、
トホホ。しかし、ゲーム本体に付いている説明書にはこのコメントはなく、別に
購入する攻略本にしか載っていない。周囲と折り合いをつけ、最小限の損失で
ほしいものを手に入れるためには、資本をかけて勉強しろってことかしら、とも
思いました。
> 小説が大衆化しだした頃の危惧と同じなのかもしれない。赤毛のアンなんかを
> 読んで、夢想していた少女に対する危惧と同じものが底流にあるような・・・。
情報が文字として与えられ、自分の想像力、創造力を使って描き出した世界
には、自分が今迄、積み上げてきた知識や経験が情感を伴って投影される
部分があるように思われます。いきなり、映像のかたちで情報を与えられて
しまうと、受け身になってしまい、想像力、創造力が働く余地が少ないように
思われるのですが・・・・。
みそのうさん:
> のめり込んでいる最中はそれが「リアル」でしょう.
> #脳が受け入れてしまえば某元教祖は空中浮揚するわけですね.
> ただ,それがVRであるとどこかでわかってしまうところが問題だと考えています.
所謂「科学」が普及する前は、人は安心して(?)その風土で培われてきた
「神話」や「物語」を生きてきたように思われます。
4月に義父が亡くなって気分が沈んでいた時、岩本玄太郎さんが【1999】で
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葛貫さん、『ホーリーマン』エディー・マーヒー主演の映画を
よかったら観てみてください。 ★ ☆
元気になるよ
★
☆ ☆
お父さんは、お星さまになったんです。
という手が通用しなくなってしまった葛貫さんへ。
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というコメントを下さいました。
怪しい宗教や商品を擁護するつもりは全くありませんし、善悪を云々するつもりも
ないのですが、VRだと見抜けてしまい、神話や物語を持ち得ない、ということは、
もしかしたら生きにくいことなのかもしれない、とも思いました。
高校生の娘が書いている小説(?)の中の人物の特徴を表わす言葉です。
(機嫌がいい時にみせてくれることもある)
A:「善悪なんて、くだらないものに興味はない。
正しければ、幸せになれるというなら、話は別だが。」
B:「何を選べばいいのかわからない」
C:「都合のいい解釈かもしれないけれど、そう思わないでも
生きていけるほど僕は強くないですから。」
D:「何となく、でも、絶対。」
これらの人物を使って、どのような物語を展開するつもりやら。
いろいろなことがあるけれど、子供が育って行く過程に付き合うのは、結構、
面白いです。
では。
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