お久しぶりです。後藤＠環境ＮＰＯ研究会です。
中澤さんは書きました：
> ・・・何でも温暖化のせいにするのは間違いだという指摘には
> 同意します。人為的影響は大きいと思います・・・
> ただし，ハマダラカが繁殖できる最低の温度というのはおそらく存在する
> ので，最低気温がある水準以下にならない地域が拡大すれば，それに
> 伴ってハマダラカの分布域が拡大する可能性は否定できません・・・
なるほど。勉強になります。素人考えでは、「生息できる温度」を考えがちで
すが、ポイントは「繁殖」可能な温度ですなんですね。
これらの、温暖化による生物圏への影響は、確か日本の環境庁が97年頃
出したレポート（ＣＯＰ３直前でしたか？）「地球温暖化の日本への影響」で
結構具体的に出ていまた記憶があります。
デング熱やハマダラカはもちろん、植生の変化や海岸の消失、お米がまず
くなるなどの人間への直接的な影響が相当おおげさにかかれていました。
元にしたのがたぶんＩＰＣＣのレポートだと思いましたが、あれ自体が結構
おおげさなので、結果的にそうなったのかもしれません。
さて、来月ＣＯＰ６がありますが、なんかあんまり盛りあがってないですね。
参考までに、今月28、29日に別々に行われるＮＧＯによるイベントを、当会
のメルマガに載せた記事からお知らせしましょう。
☆「気候」の話をみんなで「聞こう」
ＣＯＰ３からＣＯＰ６へ、温暖化交渉の真価が今問われています。
Climate Justice Symposium
2000年11月、オランダ・ハーグでCOP６が行われる。97年にCOP３（温
暖化防止京都会議が行われた時採択された議定書の詳しい内容が、C
OP６では話し合われるが、日本をはじめいくつかの先進国は「森林吸収
源」や「排出権取引」という、抜け穴になりかねない仕組み作りに腐心し
てるのが現状。そうした中、気候変動問題の本質に立ち返るシンポジウ
ム。
・日 時：10/28（土）13：00〜17：00
・場 所：國學院大学 渋谷キャンパス（渋谷駅より徒歩15分）
・主 催：A SEED JAPAN、國學院大學国際交流会
・参加費：1,000円（資料代込み）A SEED JAPAN会員500円
・内 容：基調講演：COP3からCOP6へ。
講師：松本泰子氏（東京理科大学諏訪短期大学助教授）
・・・元グリンピースジャパン気候変動問題担当
分科会テーマ
「環境税」「気候変動と国際交渉」 「温暖化とエネルギー問題」
「開発と気候変動」「森林吸収源」「市民のCO2削減案を検証」
「温暖化の基礎知識」など。
・問い合わせ先：A SEED JAPAN
TEL：03-5633-7484 FAX：03-3341-6030 [mailto:asj@jca.apc.org]
ＥＶＥＮＴ〓シンポジウム：どう進める日本の温暖化政策
〜６％削減市民案発表＆徹底討論！〓〓〓
気候ネットワークでは、日本が約束した6％削減を森林吸収以外の国内
対策で実現する政策提案の「温室効果ガス6％削減市民案プロジェクト」
を進めている。日本政府の政策の代替案として、COP６（気候変動枠組条
約第6回締約国会議）の直前に市民案の最終報告を発表し、今後の日本
の温暖化対策について議論するシンポジウムを開催するもの。
☆休憩時間に「ザ・ニュースペーパー」によるコントあり！
・日 時：2000年10月29日（日）13：00〜18：30（開場12：30）
・場 所：東京都庭園美術館大ホール （東京都港区白金台5-21-9）
ＪR山手線・東急目黒線「目黒駅」下車、徒歩7分
営団地下鉄南北線・都営三田線「白金台駅」下車徒歩7分
・参加費：一般2000円、気候ネットワーク会員1000円
・内 容：第１部 温室効果ガス６％削減市民案（最終報告）発表
コント「ほっとくの温暖化？」by ザ・ニュースペーパー
第２部 徹底討論！どうする日本の６％削減国内対策
・問い合わせ：気候ネットワーク東京事務所 TEL 03-3263-9210、
FAX 03-3263-9463 [mailto:kikotko@jca.apc.org]
＊ＨＰ＝ http://www.jca.apc.org/kikonet/
以上です。ではまた。
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後 藤 隆 [ Takashi Goto ]
[mailto:takapi-@sf6.so-net.ne.jp]
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