[BlueSky: 2465] Re:2463 温暖化とマラリア分布域


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Tue, 24 Oct 2000 10:08:35 +0900

こんにちは、葛貫です。

中澤さん【2463】:
> ただし,ハマダラカが繁殖できる最低の温度というのはおそらく存在する
> ので,最低気温がある水準以下にならない地域が拡大すれば,それに
> 伴ってハマダラカの分布域が拡大する可能性は否定できません。

マラリアではないのですが、米のニューヨークでは、昨年死者がでて、
大騒ぎして殺虫剤を散布したにもかかわらず、今年も西ナイル・ウイルス
に感染した蚊が発見されました。
外気温の最低値は氷点下になるであろうニューヨークでも、ヒトが心地好
く生活している場の最低気温はそれほど低くないはずです。
空調のきいた飛行機や電車、車での移動、地下道でつながった空調の
きいたビル間の移動、ヒトが外気温の影響を受けない生活をしているとい
うことは、同じ空間で生息・繁殖する蚊、ゴキブリ、ネズミ等、病気を媒介
すると考えられる生物も、外気温の変動からは予測できない発生がみら
れる可能性があるということでは。
空調設備が整っていたり、廃熱や温排水等の影響により、局所的に亜熱
帯状態になっているところは沢山あると思われます。人口密度が高い所で
今迄、その土地でみられなかった疾病が、一旦、発生したら、手に負えな
いことになるのではないかと心配です。一般の開業医が地域でどのような
病気が発生しているか、どの程度、新しい情報を把握して、対処しているか
も疑問ですし・・・・・。
素人が心配しているくらいですから、国や地方自治体で、きちんとした防疫
対策がとられていると思いたいのですが・・・・。
 #米軍岩国基地の毒グモ騒ぎが誤報でホッとしています。





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