[BlueSky: 2451] FW:[jeconet:5535] シンポジウム「淡水魚を考える」


[From] Minato Nakazawa [Date] Wed, 18 Oct 2000 18:02:13 +0900

中澤@東京大学人類生態です。
かつて青空MLでもブラックバス問題を話題にしたことがあるので,
関心をもたれる方もいらっしゃるかと思い,発信者の許可を得て転
載します。お近くの方はいってみては如何でしょうか?

> From: "SAKATA, Hiroshi" <sakata@nat-museum.sanda.hyogo.jp>
> Date: Wed, 18 Oct 2000 10:09:23 +0900
> Subject: [jeconet:5535] シンポジウム「淡水魚を考える」
> --------------------
> 兵庫県の三田市の坂田といいます。
>
> 兵庫県立人と自然の博物館では、
> 10月22日(日)に以下のようなシンポジウムを企画しておりますので、
> ご案内させて下さい。
>
> ******
>
> 企画展シンポジウム「淡水魚を考える」
>
> 趣旨
> 1999年2月、環境庁指定の絶滅危惧種にメダカが加えられた。ダ
> ム・取水堰堤・護岸工事や田圃の圃場整備による、淡水魚の生息
> 場所の破壊が急速に進んでいる。さらに日本の在来淡水魚の生息
> にとどめをさしかねないクリテイカルな脅威は、意図的に放流さ
> れ続け今や日本の淡水域を完全に制覇した、魚食性の極めて強い
> 捕食者ブラックバスである。シンポジウムではブラックバスに焦
> 点を当て、ブラックバスがどれほどの影響を日本の淡水魚類に与
> えているのかを正確に把握し、これから採りうる対策について論
> 議する。
> 一方ブラックバス釣りは、現在一般大衆のレジャーとして大きな
> 比重を占めていて、子供たちが最初に自然に接し原風景・原体験
> を構成する、いわば日本の「風土」を構成する一般的な生き物と
> して定着しつつある。日本の淡水魚の危機という観点に加え、自
> 然と人はどう折り合いをつけて行くべきなのか、持続的で真に豊
> かな「レジャー」とはどうあるべきかについても共に考えたい。
>
> 1)日・時2000年10月22日(日)10:00--15:30
>
> 2)場所 人と自然の博物館 大講義室(参加人数によってはホロンピアホール)
>
> 3)講演
> ・「淡水魚の現状と保全対策」 近畿大学 細谷和海
> ・「ブラックバスの生態」 三重大学 淀 太我
> ・「琵琶湖で何が起こったか」 滋賀県立琵琶湖博物館 中井 克樹
> ・「ブラックバスがメダカを食う」写真家 秋月岩魚
>        ・司会:兵庫県立人と自然の博物館 田中哲夫
>
> 4)パネルデイスカッション「私はこう思う」
>      パネラー;細谷和海・淀 太我・中井 克樹・秋月岩魚
>      コーデイネイター;田中哲夫
>
> 5)申し込み方法:電話またはファックス、はがきで、住所、氏
> 名、年齢、電話・ファックス番号、希望講座タイトル(「淡水魚
> を考える」)を下記までお伝え下さい。
> 入場は無料です。
>
> 6)お問い合わせ先: 669-1546兵庫県三田市弥生が丘6
>              兵庫県立人と自然の博物館
>              電話 0795-59-2001
>              ファックス 0795-59-2007 
>
> それでは、みなさまのご参加をお待ちしております。
> (企画展「淡水魚」は10月14日から来年1月21日まで開催
> しております。)

中澤 港(東京大学大学院医学系研究科人類生態学教室助手)


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