[BlueSky: 2337] Re:2324 学生にボランティア活


[From] "yukio/sanae ikema" [Date] Sat, 9 Sep 2000 04:33:34 +0900

こんにちは、池間です。
沖縄県の離島に住んでいます。
元メールとは少し内容がかけ離れると思うのですが
労働体験及びボランティアについて
思ったことを書きたいと思います。

島内に「農業体験民宿」とうたっている宿があります。
実体を見に行っていないのですが
聞くところによりますと
登校拒否になっている若者等が「心の癒し」を求めて
泊まりに来ることもあるそうです。
「癒し」といっても
特別なプログラムがあるわけではなく
時期に応じた簡単な農作業や
庭から取ってきた野菜を好きに料理させてみたり
それほど特別なことをさせるわけではないようです。
人間は、不規則な生活から脱し
買い食いではなく、少なくとも材料から料理して食べる等
生きるために私たちがかつて
当たり前のように行ってきたことに立ち返れば
心が落ち着くのでしょうか。
同じように
かつての地域社会では当たり前だった
報酬の介在しない助け合い(ボランティア)
という行為によって
人間らしさを取り戻せる部分もあるのではないでしょうか。

#ボランティアの定義が変ですが
 言い当てている部分もあると思いますのでお許し下さい。

ただし義務化にはあまり賛成できません。
「自分のできる時間に自分のしたい内容について」
がボランティアの基本だと思います。
報酬を伴わない以上
その方の生活を成り立たせているところの労働や
専門としている学業と
競合することがあれば続けられません。
一律義務化ですとそのあたりが無視されて
いくつかの選択肢は与えられるかも知れませんが
最終的には有無を言わさず
機械的に張り付けられてしまいそうです。

アメリカに旅行したことがありますが
ホワイトハウスなど観光地にはよく
ボランティアでガイドをなさっている方がおられます。
私がお話しした方は
「定年退職してから毎週月曜と火曜はここに来ています。」
といっていました。
複数のボランティア活動をしている人もいました。
このようなことが可能になるのは
拘束時間をきっちり守るとか
ボランティアの恩恵を受ける側も
しっかりしたシステムを作っているからだと
思いました。

長くなってすみません。
-------------------------
池間 早苗
















----- Original Message -----
送信者 : "Kaz. Yokoyama" <JCE00700@nifty.ne.jp>
宛先 : <bluesky@sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp>
送信日時 : 2000年9月7日
件名 : [BlueSky: 2324] Re:2318 学生にボランティア活


> 小宮さん、こんにちは。
>
> 何時も興味深い話題を有り難うございます。思わず飛びつく
> 横山です。
>
> > しれません。どういった奉仕活動をさせるのか(消防団、予備
> > 自衛官、介護などの案が出ているらしい)とか、学業との両立
> > はどうするのかとか、いろいろ問題はあるでしょうけど、少年犯
> > 罪や学級崩壊を食い止める教育改革の柱になるかもしれませ
> > ん。
>
> 少年犯罪や学級崩壊をくい止めることになるかどうかは解りません
> が色んな経験がベースになった複雑な思考回路が出来ていた方が、
> ストレスに曝された時にプッツンし難いかも知れませんね。
>
> そこで私の一押しは、前にも議論になったことですが、感性の柔軟な
> 時期に是非食料生産を体験して欲しいものです。そうすれば、非現実
> 的な食べ物ブランド指向は少しは是正され、不必要な化学品の野外使
> 用もへるでしょう。
>
> > 以下、余談
>
> うろ覚えですが、北欧の国だったかドイツだったかは徴兵と社会奉仕
> 活動を選べるのではなかったかと。詳しいかたフォローして下さい。
>
> 横山 和尚/DGC総研
>



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