[BlueSky: 2332] 労働体験と評価


[From] "Kaz. Yokoyama" [Date] Fri, 8 Sep 2000 13:39:31 +0900

小宮さん、再びこんにちは、

話題を評価に振ってしまいましたスミマセン。

> すが)。福祉施設での手伝い、環境保護団体の手伝い、森林の
> 清掃、河川の保護。野生動物の数を数える。水質検査の手伝い。
> こういう経験をできるというのはすばらしいことだtと思います。

ちょっと補足なんですけど、私が食料生産体験を「若い内に」やって
欲しいと思うのは、本物の知識は心が柔軟な時の体験以外には血とな
り肉と成らないという思いからです。

この「本物」とか「血となり肉となる」等というのは甚だ曖昧なこと
で客観的に把握できません。ですから、労働への対価以外に、この
労働体験に「成績のような」教育としての客観評価を持ち込まないで
欲しいです。学校現場の息苦しさが、生活全般への客観評価(ボラン
ティア活動の評価とか生徒会活動の評価とか・・・)全人格に関わる
評価の目から来ていると指摘する人は多いと思います。

それから農業体験で良い人間を作って欲しいとは全然思いませんし、
そんなことが出来るとも思いません。むしろ、現在の教育は、教育
によって良い人間を作ることが出来るという幻想が強すぎて、現場
をストレスフルにしているのではないかと思うくらいです。特にこ
れらの点は、現場の学校関係者の方のご意見を伺いたいです。

思春期は色んな事をして色んな毛色の「悪党」に成り、社会の多様性
を上昇させた方が社会全体としては安定性が増すと何時も考えていま
す。特に学級崩壊などは無菌環境でよく起きる雑菌の爆発的増殖現象
によく似ていると思うくらいです。

以上、何時も論点がずれてしまいスミマセン。

と同時に、学歴まっしぐらで行く人も居ても良いかなって思いもあり
ます。個人的にはそんな人生はこれからは空虚に成ってしまうと思い
ますが・・・・

横山 和尚/DGC総研


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