[BlueSky: 2286] Re:2282 青刈り


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Wed, 30 Aug 2000 11:35:53 +0900

こんにちは、葛貫です。

佐川さん【2282】:
>米は供給過剰の傾向にあるので、供給量を減らして〈つまり減反〉、
>不作で米不足になったら、いろんなものを食べてしのぎましょう。
>という意味です。
>結果としてお米の価格は上昇すると思われますが、その程度のこと
>は許容すべきです。

フォローありがとうございました。
【2779】で表現したかったのは、↑のようなことです。

>それが嫌なら田舎で“自分で”お米を作ればよいだけのことです。

そうなんですよね。
机上の空論という言葉がありますが、現場を知らないで、理屈こねて
ごめんなさい。

最近、読んだ、「MLは知的なサロンという雰囲気で、建設的な展開は、
なかなかない」(批判する意味ではなく、現実にそうだということ)という
言葉が、ずーっと、心に引っ掛かっていました。

様々な立場の人がいるのですから、佐川さんが【2020】で書いていらした
> 私にとっての「普通」、貴方にとっての「普通」を提示し合うことで私たちの
> 社会がどのような姿をしているのかが、よりハッキリと見えてくるのではな
> いかと、私は考えているわけです。
という働きができ、それぞれが自分の場を見直す契機になれば、それで、
よしなのでは、とも思えました。
何らかのコネクションができて、建設的な展開になれば、めでたいけれど、
「皆で一緒」の行動に直結しなくても、個々人の認識が新たになり、それ
ぞれの場における行動が多少なりとも変われば、それは、それで凄いこ
とともいえるわけで・・・・・。
どんなものなのでしょうね。

#中澤さんが企画なさったエコポイント・チェックは、建設的な展開に
#つながるし、後藤隆さんが流して下さる情報も、関心のあることや
#日時など条件の合う方には、具体的な行動につながるだろうし・・・。

話がそれてしまいました。スミマセン。

>職業選択の自由が保障されているのですから、農業が後継者不足
>になるのはごく自然なことです。

はい。
農業だけではなく、多くの子供が、親の仕事を継ぐことを望まないのは、
日常的にその仕事に関する苦労を見ているからで、その仕事から得ら
れる喜びや誇りのようなものを、もっと、親が生活を通じて子供に表現
できていたら、また、違ったものになるのかもしれないとも思いました。
そういう意味で、自分が育て豊かに実ったものを、ただ廃棄することに、
抵抗を感じました。農業だけでなく、物も技術も、ひどい場合、人も、
新しいものがでてきたり、過剰になると使い捨てにされてしまう、もう少し、
違う在り方ができないものかと・・・・・。

>農業を継ぐというのは、単に「農業に就職する」ということではありま
>せん。その『家』を継ぐことであり、『農村で生きる』ことを引き受けるこ
>とでもあります(最近ではそういう意識は薄くなりましたけど)。

はい。
「隣の風呂場を覗いた」と注意されたことがきっかけで起こった殺人
事件を、農村の閉塞感のような観点から解説していた記事がありました。
解説は、解説でしかないけれど、そのような見方が浮かんでくる素地が
あるということですよね。
世代が変わるに従って、「農村で生きる」しがらみのようなものも、
変わってくるものなんでしょうか。過渡期は、大変ですね。



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