葛貫さん、佐川さんこんにちは。小宮です。
葛貫さん:
> これらの記事を読み、この春に決定された食糧自給率45%を目標
> とした「食料・農業・農村基本計画」を見直すと、一体、何処から、
> どのように、手をつけたら、ものごとが計画の方向へ動き始めるのだ
> ろう、誰/何処が責任を持って、計画を推進するのだろうと思います。
>
> 私達が、お米、あるいは、その加工品を、食べるように心掛けることが、
> 基本なのかな・・・・・。
>
> 経済の難しい仕組みは、よくわからないのですが、何だか根本的な
> ところが狂っているような気がしてなりません。
以前紹介した「News Drift」のホームページに、「戦後処理下の農業政
策」という記事がありました。この2ページ目に今のように減反、青刈り
が強制されるようになった経緯が詳しく説明されていました。
http://www.local.co.jp/news-drift/nousei-1.html
まあ、いろいろな農業政策上の問題点もあるのでしょうが、結局は米の
消費量がおちこんでいっているのが原因なんでしょうね。青刈りをしな
くてはいけないような状況になったのは、消費者にも責任があるのかも
しれませんね(責任という言い方はおかしいかもしれませんが)。
一応青刈りした稲わらは、酪農の飼料などに使われているようです。
佐川さん:
> お米が特別な農産物であるという考え方が間違っているのです。
僕が思うに、お米が特別扱いされる理由は
・単位面積当たりから得られるカロリー量が、他の作物に比べて高い
・日本で完全に自給できている穀物は米だけ
・日本の伝統的な主食(粟やひえのことはよく知らないのですが、お米
より食べられていたということはないのでは?)
ということで、米の消費量を高めることが食料自給率の回復に(恐らく)
直結するからだと思います。
もちろん、今後は水田の転作も多くなっていくんでしょうけどね。
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