[BlueSky: 2251] Re:2244 自然の価値


[From] "SUKA, Takeshi" [Date] Mon, 21 Aug 2000 19:44:01 +0900

小宮さん、葛貫さん、中澤さん

   須賀です。

> 須賀:
> > 今世紀の100年間に世界の人口は約5倍にふえました。エネルギー
> > 消費量の増加率はこれを上回るでしょう。来世紀にも、……

小宮さん:
> 本当に今は危機的な状態なのですね。

そうでちゅ(泣)。でも、重い認識をもちながらも、前向きな気持ちと
明るい笑顔があれば、どんなときにもやっていけるんじゃないかな!
なんてノー天気なことを言うと思いっきりあなどられそうだけど、僕は
あなどられてもいいんだ(笑)。

葛貫さん:
>  #紙飛行機の現実的な用途なんて思いつかないけれど。

(笑)。

僧舎清涼にして竹樹新た
初めて一雨を経て諸塵(しょじん)洗わる
微風忽ち起りて蓮葉(れんよう)を吹き
青玉盤中 水銀をそそぐ
            −施肩吾(しけんご):中国の詩人

こういう詩の現実的な用途も、なかなか思いつきませんね。
でも、紙飛行機と同じで、こういうのがあるのとないのとで、この世界
もどこかちがってくるような気がします。信州の高原にさきみだれる
黄色いニッコウキスゲの花々にもそんなところがあります。

自然の価値ってことばでは、こういうやわらかさはうまくすくいあげら
れないでしょうか。

須賀:
> > ですから、このように外部からのサポートをおこなうときには、
> > 地域社会の自律性に対して最大限の注意と敬意をはらわなくては
> > ならないと思います。
> >
> > けれども、だれかはこのようなことを考え、とりくんでいなければ
> > ならないのではないでしょうか。

中澤さん:
> 先日ぼくがソロモン諸島へ行ってきたプロジェクトは,まさにこの
> 視点での取り組み(のつもり)です。
>
> プロジェクトの公式サイトが先週公開されたので,関心のある方は
> ご覧いただければ幸いです。
> http://future.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/

おお、いつのまにか中澤さんのお仕事にこんなに近づいていたとは。
おまけにサイトの名簿をみると、沖縄のチームのなかに「詩を書か
ない詩人」関礼子さんのお名前が!

Takeshi SUKA
Nagano Nature Conservation Research Institute (NACRI)
E-mail: suka@nacri.pref.nagano.jp


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