[BlueSky: 2250] 水処理について


[From] samaki@hs.p.u-tokyo.ac.jp (左巻  [Date] Mon, 21 Aug 2000 18:56:48 +0900

 左巻健男です。

左巻健男は書きました[BlueSky: 2044] :
> 左巻健男です。
> 1年半前からやっていた水環境本ですが、やっと第一次原稿をほぼ終わりま
>した。
 いま、手元に見本刷りがあります。おかげさまでやっとできあが
りました。
 初版6500部ですので大きな本屋さんにしか配本されないかもしれ
ませんが、見かけたら立ち読みしてください。

題名:おいしい水安全な水(入門ビジュアルエコロジー)
著者:左巻健男
出版社:日本実業出版社
定価:1400E
発行日:2000.8.25
ISBN4-534-03123-8

*1章 おいしい水、健康によい水とは?(1)
○おいしい水の条件とは−井戸水はなぜおいしい?
○名水百選のヒミツ−“ふるさとの水”の再発見
○ミネラルウォーターとは1−ミネラルがなくてもミネラルウォーター
○ミネラルウォーターとは2−ミネラルウォーターと水質管理
○浄水器の水は本当においしいか1−活性炭とマイクロフィルターのヒミツ
○浄水器の水は本当においしいか2−国民生活センターによる試験結果
○浄水器の水は本当においしいか3−浄水器はこうして選ぶ
○浄水器の水は本当においしいか4−浄水器のかしこい使い方
○アルカリイオン水は体にいいか1−アルカリイオン水とは
○アルカリイオン水は体にいいか2−酸性、アルカリ性、pHとは
○アルカリイオン水は体にいいか3−国民生活センターによる試験結果
○アルカリイオン水は体にいいか4−アルカリイオン水の効能
○アルカリイオン水は体にいいか5−アルカリイオン水の問題点
○話題の水を検証する1−πウォーターは“奇跡の水”?
○話題の水を検証する2−磁化水は水あか防止に有効?
○話題の水を検証する3−電気石による水の効用は?
○話題の水を検証する4−波動水は病気と共鳴する!?
○ORPによる水の評価−酸化還元電位とは
○水の分子モデルとクラスター−クラスターが小さい水は健康にいい?
【コラム】水のクラスターとは?
【コラム】浄水器をめぐる悪質商法

*2章 水道水は安全か
○水道水の歴史−水道が敷かれたのはなぜ?
○緩速ろ過方式と急速ろ過方式−水道水が私たちの家庭に届くまで
○水道水とトリハロメタン−塩素処理の過程で生まれる
○トリハロメタンにどう対処するか−危険性はどの程度?
○寄生虫による水道水汚染−クリプト原虫とジアルジア原虫
○カルキ臭、カビ臭とにごり水の問題点−水道水のにおいやにごりの原因と対策
○安全かつおいしい水道水の基準−基準項目/快適水質項目/監視頂目
○おいしい水道水の地域−水道水がおいしい地域、まずい地域は?
○高度浄水処理のメカニズム−金町(東京)と大阪府の事例
○水道水をより安全に飲む方法−安全かつおいしい水を飲むには
【コラム】とても小さな割合を示す単位−ppmとppb

*3章 水資源と水系の汚染
○地球上の水資源量−飲むことのできる水はどれくらい?
○海底に眠る鉱物資源−最新技術により鉱物や有用元素を採取
○海洋深層水の利用−発電から養殖、化粧品まで
○海水を淡水に変える技術−逆浸透現象を利用する
○水が循環するしくみ−水資源のおおもとは雨や雪
○深刻化する世界の水資源不定−2003年には国際会議が日本で開催
○日本の降水量と水資源不足−「水のゆたかな国」というけれど
○森林の水保全機能−漁師が山に木を植えるのはなぜ?
○湖沼水の富栄養化−プランクトンの大繁殖が招く水質悪化
○日本の水使用の現状−都市用水、農業用水ともに横ばい傾向
○深刻化する地下水の汚染−家庭や工場の排水、窒素肥料などが原因
○パックテストで水質を調べる−ひとりで簡単にできる水質検査
○合成洗剤と水質汚染−あなたは石けん派? 合成洗剤派?
○BODとCOD−有機物汚染の度合いを測るモノサシ
○洗剤にふくまれる界面活性剤−油汚れを包み込むはたらき
○日本の水質に関する環境基準1−人の健康の保護に関する環境基準
○日本の水質に関する環境基準2−生活環境の保全に関する環境基準
○ゴミ問題と水環境−豊島事件にみる公害問題とダイオキシン
○環境のために家庭でできること−排水の汚れを減らすためのひと工夫
【コラム】水は電気を通しやすい?

*4章 水と生命
○ヒトの体の水摂取量と排出量−人体を1日に出入りする水の量は?
○体の中の水の量−私たちの体は60%以上が水
○体の中の水のはたらき−栄養と酸素を運び、体温を調節する
○地球の歴史と水1−原始の海ができるまで
○地域の歴史と水2−水の中で生命が生まれた
○ミネラルとヒトの体−体内のミネラルは海の成分の名残?
○カルシウムイオンとマグネシウムイオン−骨格内に貯蔵され、多彩な
                    はたらきをする
○硬水と軟水−カルシウムやマグネシウムの濃度による
○世界の水の硬度−硬水で下痢をするのは本当?
【コラム】水の成分探求史

*5章 下水処理と水リサイクル
○下水道の定義とその種類−下水道法に基づき建設・管理されるもの
○下水処理のしくみ−処理後の汚泥をどうするか
○河川の水質浄化と高度処理−下水道の建設で川はきれいになるか
○「四万十川方式」とは−自然を活かす新しい水浄化システム
○し尿処理と浄化槽−トイレの水はどこへ行く?
○いろいろな水リサイクル−雨水や下水処理水の効率的な利用
【コラム】流域下水道の問題点

*6章 そもそも水ってどんなもの?
○水のフシギな性質1−氷はなぜ水に浮く?
○水のフシギな性質2−水はあたたまりにくく、さめにくい
○重い水・軽い水とは−通常、大部分は軽水
○水分子の構造−正四面体型軌道と結合の性質
○水の融点・沸点と水素結合−水の融点・沸点が飛び抜けて高い理由
○氷の結晶構造−温度・圧力により構造が変化する
○水の状態の変化−固体・液体・気体の範囲は
○水の表面張力−表面では分子間引力が異なる
○水の色は「水色」?−海と空の色が青く見えるのはなぜ?
○超純水とはどんな水?−半導体産業の発展と密接な関係
【コラム】超臨界流体と食品加工技術

■左巻健男(SAMAKI TAKEO) 科学・技術科:化学・理科
■東京大学教育学部附属中等教育学校
■〒164-8654中野区南台1-15-1 電話 03-5351-9050(代)
■電話 03-5351-9659(教官室直通)FAX 03-3377-3415 
■E-MAIL:samaki@hs.p.u-tokyo.ac.jp
■法政大学工学部兼任講師(理科教育)


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