ゲンゴロウさん こんばんは・・
同じ教育現場で働く者として、そのようなことがないようつとめたいと思います。
実は私も保護者として同じ様な経験があります。
私には12歳年下の弟がいるのですが、私が教職に就いたすぐのころ次のようなこと
が
ありました。
弟がガラスを割ってその弁償をしなければならないということだったのですが、
いつもは穏やかな弟が泣きながら訴えたのは、自分の弁当がいたずれされて、
相手に怒ったところ、ベランダに追いやられて鍵を閉められた。 それを
開けるようにサッシを叩いていてガラスが割れた というのです。
母は、そのことを担任に説明したか?と問いただしましたが、相手が3人で
担任が自分の話を聞いてくれなかったというのです。
弁当は偶然にひっくりがえった、ちょっとしたいたずらでベランダに閉じこめたら
勝手にガラスを割った・・ というのが言い分でした。
しかし、弁当が机の上でふたを開けたまま裏返しになっていた事実を見ただけでも
3人の言い分がおかしいのは明らかで、これは担任の怠慢だと思った私は
母親と共に、担任の家に押しかけて抗議したのを覚えています。
担任が事実を確認し、それを知らされた3人の親は、翌日子供を連れて謝罪に来まし
た。
いじめは絶対に無い・・ 発達途上の未熟な子供の集団だから事の大小はあれ
あるものだと思います。 現実の社会にだって差別・偏見・いじめはあるのですか
ら。
「子供を信じる」というのは、「子供は完全で間違いがない・失敗しない」事を信じ
る
のではなくて、「間違いがあってもそれを正せる・失敗しても立ち直る力がある」事
を
信じるのだと思います。 しかしそのためには、それを暖かく・時に鋭く見つめる
保護者や教師、周囲の大人の目、指導が必要です。 その点での事後処理は
よかったのですが、これがそのままであったとしたら、3人の将来にとっても
大きな影響があったと思います。 これは、教師や保護者にもあてはまる事
「教師を信じる」「保護者を信じる」立場で、暖かな交流があれば、子供も健やかに
育つのではないかと思います。 もっとも、教育のプロとして、このような事は
恥ずべき事だと思いますが、私自身にも起こりうることとして、自戒します。
nokita
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