[BlueSky: 2034] いくつか文意の取り違え&同感部分もある&質問


[From] "Takashi Goto" [Date] Sun, 4 Jun 2000 17:45:14 +0900

(このメールは返信引用が多いため、今日の投稿文は「*」で示してあります)

*ゲンゴロウさん、一部はみなさんにご質問

*後藤@環境NPO研究会です。
*ゲンゴロウさん、「ムキ」になってもいいんですが、いくつかぼくの書いた文意
*を取り違えていらっしゃるのでご注意を。(今日の投稿分は*で区別しました)

げんごろうさん:
> 後藤さんの「考えるべき」という言葉が発せられたり、男女同権が進められて
> いるということは、まだまだ性差は存在する訳です。後藤さん自身もそうご自
> 分にも戒めているのかもしれないと解釈しました。

*絶対的な性差が存在するからではなく、男女の平等な社会参画の機会が今の
*ところ全く整っていないのが現実であるということです。ぼくは戒めるほど、世に
*言う「男社会」に染まらず33年間生きてきたので、そこは違います。
*ただ、自分が標準であるとはゼンゼン考えていません。だって周りの連中の
*こういう問題に関する意識って、そもそも問題意識自体ないし、あってもいまだ
*に「男は仕事、女は家事」なんて職場でも遊びの場でも公言するヤツ多いです
*から。うちの奥さんですらそういう考えが多少あるみたいです。

げんごろうさん:
> つまり、人間平等としての男女平等の法の精神を尊ぶ見地からの方向性であり、
> それに方向性があると言うことは、現実ではまだまだ男女同権の社会環境が目
> 的になっているということです。つまり身体構造や体力意外でも女性はまだま
> だ差別視されているから男女性差を唱える方々の性差別撤廃の精神も存在して
> いるわけですね。

*この目的が達せられていないということは、前のメールに書いたとおりですが、
*直前の文章と「つまり」でつなげられると、ぼくの意見自体ゆがんでしまうので
*カンベンしてください。

げんごろうさん:
> 私の「小学校の女性教師の数の問題」は今現在の児童の置かれている環境への
> 危惧なので、性差の有無、善し悪しうんぬんの話ではないです。

*では「性差」の話は「少し」にして、切り離しましょう。

げんごろうさん:
> 男性にも女性のような性格があると、後藤さんは述べて下さりました。
> この後藤さんの意見を読むと、私の女性に対する意識が伝わったと思います。
> 勝手なことを言いますが、後藤さん自身も「しつこい責め言葉」を使うのは女性
> 的だという考えがあると推測もできます。

*これは完全にゲンゴロウさんの曲解です。
*ぼくは「しつこい攻め言葉を使うから女性的」などと一言も書いていないし、そんな
*考えもありません。男だろうが女だろうが関係無く、いろんな人がいるという、当た
*り前のことです。それでも、ゲンゴロウさんの前のメールには、それが女性特有の
*資質のように書かれていたので反論したのです。
*もう一度書きます。「女だろうと男だろうと、男だろうと女だろうと、サバサバしてい
*る人もいればしつこい人もいる」ということです。ちがいますか?

げんごろうさん:
> 父親と母親の想いを考えた場合、人間的な性格の差だけではないと思います。
> と、こんな事を言うまでもなく男女の環境が違い、立場が違い、それが男女の
> 性格の差を造っているので、男女の性格の差は「ある」ことは否定できないと
> 思います。もちろん、男女平等を望む気持ちは分かります。
> その上で、申し上げるのですが、
> グチャグチャいう人は男性の中にもいますが、私は女性に多いと思ってま
> す。それは、女性のせいではなく女性が腕力もないので口しかないからかもしれ
> ないですが、明らかに現代、女性の職業や立場はちがっていて、服装も違います。
> 環境や服装から性格も彩られる中、良し悪しの問題でなく、現実はシステムの上
> で存在し、精神的、性格的に性差はくっきりと存在していると思います。
> 22歳から27歳くらいまでの男女では結婚(恋愛)意識は女性のほうが多いと
> 思います。既婚者でも男性のほうが仕事に専念できます。また、子育てに関して
> まだまだ妻の責任が重い中では、男性教師と女性教師の受け持ちの児童に対する
> 気持ちも違うのが現実だと思います。

*ぼくは腕力がなく口しかないですが、ではこのメールは「ぐちゃぐちゃ」でしょうか?
*そういわれたらもう投稿しませんが、その「グチャグチャ」の内容や質の問題をゲンゴ
*ロウさんは言ってるんでしょうか。
*それはそれでおもしろい論点だと思いますが、一つ言いたいのは、せめて最低限の
*データは探しましょうよ。ぼくは前記の文部省のデータを5分で見つけましたが、それは
*教職員のデータくらいあるだろうとアタリを付けて、同省HPのトップページの「統計・・・」
*とかいうところを見たら、すぐあったんです。今は便利な時代なので、探せば大体の
*資料は入手できます。別にぼくの検索能力がスゴイのではなく、教職員のデータ
*→とりあえずのものは文部省にあるはず・・・という回路さえ意識すれば誰でもできます。
*もしかしたらこのデータが間違っているかもしれませんが、もしそうならその改善を国
*なりに要求するいいテーマになります。
*これが、個人的な感覚をデータによって確信に高め、問題点を抽出して解決に
*導く手法だと思います。
*ちょっと話がそれましたが、注意点の続きです。

ごとう:
> >ぼくも崩れるし、情に乱れるますが男性です。人によります。
げんごろうさん:
> 人間はだれでも情に乱れます。しかし、その乱れ方など、つまり、周囲に
> 与える影響の段階では、男女では微妙に違うと思います。つまり、細かい
> 部分では大きく違っていると思います。後藤さんが立場上、男女に差を見
> いだしたく気持ちは分かりますが、男女間の差別は精神的な差をも認識し
> た上で考えないといけないと思います。形の差や、体の仕組みの差は性格
> にも影響するはずです・・・

*ぼくはこの問題についてなんの「立場」もなく、利害関係もありません。
*ただのサラリーマン(編集者)で、NPOの主催者です。そこは訂正させてく
*ださい。

ごとう:
> >今ぼくが力を入れているNGO/NPO活動で、中心になって活躍している
> >のは女性が多いですが、役人や企業人(たいてい男性・中年)とのやりと
> >りを見ていると、彼女達の方がはるかに乱れず、タフで尊敬できます。
> >教員の友人も男女ともにいますが、やっぱり人によるんではないか、と
> >この分野に足を踏み入れて最近とみに実感しています。
げんごろうさん:
> このNGOやNPOに女性が多いことも性差があるような気がしてなりません。
> 男性女性に向き不向きな精神的な仕事はあると思います。
> 「ああいえばこういう」ことを言ってますが、私、小学校の教育を受ける段階
> の手段教育の在り方に非常に疑問を持っているので、ムキになってます。
> 許して下さい。
> ついでに初等教育時代の重要性について言わせていただきます。人間の一
> 番大切な時期は、思考能力が無い時期なので、年齢が下の時期ほど大切
> だと想います。どうも小中高の教員を採用するときに、そういう人間を育てる
> という基準が無い気がしてなりません。

*前半はちょっと「ムキ」になっているので落ち着かれるまで待ちますが(再三
*失礼)、後半の「ついでに初等教育時代の重要性について・・・」の部分に
*ついては全く同感です。文部省・校長会・日教組といういわゆる「三悪」に
*問題の*根源があるんでしょうか。それとも他の要因も大きいのでしょうか。
*ここらへん詳しい方教えて下さい。

げんごろうさん:
> >> 小学校の段階で女性の先生が多く、男性の先生の発言も弱いようで、、
> >> なんか、まずいのではないでしょうか。

ごとう:
> >その点はありうるかもしれませんが、これまであまりに極端な男性社会
> >だったので、これからバンバン女性の社会における発言権が向上して
> >いいとおもうので、ぼくは気にしません。事実、NGO活動上の議論で
> >やりこめられることもありますが、そういう場合相手はたいてい女性なの
> >を嬉しく思いつつ、反撃したりされたりしています。

げんごろうさん:
> 心は形から、やはり形や能力が違えば精神に差が生まれると考える方が
> 現実把握としては妥当だと思います。どうしようか、どうしたいかは、
> 私としては、今、問題にしたくないです。
> しかし、ちょっと触れると、もし、男女の間の差を無くそうという考えが
> 世にあるなら、おそらく男性と女性ともに他の性質を持つ性になるのでは
> ないでしょうか。

*問題にしたくないというお気持ちはわかりました。
*「他の性質を持つ性になるのでは・・」という言葉を、ゲンゴロウさんがポジティブ
*に使っているのかネガティブに使っているのか、どちらでもないのかは知りたい
*ところです。ぼくはこういう可能性は楽しみです。どんな「新種」が出てくるのか
*わくわくします。シブヤのチーマーみたいな連中ばっかりだったら困りますが。

ごとう:
> >ちょっと怖がりすぎです。あきらめずに議論をつくせば、
> >一見思いこみが激しいと思う人とも理解し会える場合の方が多いのに。
> >もちろん男性でも女性でも、「話して分からない」人はいますが。

げんごろうさん:
> 励ましの言葉をありがとうございます。

*これはゲンゴロウさんが書いていた「世間」に対する意見です。
*ゲンゴロウさんに対する意見ではありません。ここはちょっとぼくの書き方も
*足りませんでした。すみません。

げんごろうさん:
> 家に帰ってからも、親にさえ、環境のシステムから生まれるおかしな事を
> 語ることは出来ないと思うので、私、ついムキになります。
> 大人でもそうですが、行動の前に全て思考があるわけではないです。なのに、
> なにか問題が起きるとすぐにその行為をした者に「どうして」と聞きます。
> それも、私にすると変です。児童が日々の多くの時間を過ごす教室の中の状況は
> 大人が見て考える必要があると思い心配してます。
> 私としては、先生も「現象やシステムの作用」や「心の本質」を見ていないので、
> 自分で何をやっているのか分からないことが起きていて、プロ意識がさらに、
> それを知ることを妨げて、外から干渉できないクラスの中ではとんでもない
> こと(誤認、誤動作、誤対処、誤思考)が起きているという危惧が抜けません。
> このこと、現実に多くの学校関係の管理職の方も危惧しているようです。

*「ムキ」になっていることを鑑みても、この点については大方同感です。
*ここは、女性男性の問題を置いといても、とても大事な部分かと思います。
*できれば、この点、つまり、教員が今学校やクラス、生徒達の間で起きていることの
*問題をきちんと受けとめ、本質がどこか見極める必要があるということなどについては、
*このメールの主旨である男女の性差などに関するやりとりから切り離して、
*いろいろな方のご意見を伺いたいものです。

*ではまた。










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